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心に刻むべき日


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あの年と同じ金曜日の3月11日。
秋葉に行ってきましたが買い物メモは明日に改めます。


ジャンク・ネットブックの解体メモ

このブログはジャンク好きオヤジの個人的な備忘録のつもりで書いていますが修理・実験に成功した事だけ書残すのもセコくてカッコ悪い。実のところジャンク買い・ジャンク弄りの全てが上手く行くはずはなく残念ながら部品取りに終る事も少なくありません。



ヤフオクで落札したチープなandroidのネットブック。
外観は新品同様ながら電源入れても画面が出ないジャンク。〒込千円チョイ。

今回は入札前から状態の予想に慎重さを欠き、都合の良い思い込みに呑まれてしまいました。
バッテリーかな?、それとも液晶のコネクタが外れかけているとか…。しかし実際は想像以上に頑固な文鎮状態、次第にやる気が削がれ、USBのポイントレギュレターから煙が出たのをきっかけに終了宣言。

記念に剥がしておきました。

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AT070TN90 V1/800x480/7インチ/3.3V/50pin/LED。

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3200mAhのリポ。

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FFC。もしかして先々週あたりに探していた0.5mmの40Pかと思ったらズバリそのもの。

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CPUを剥がしたメイン基板にWi-Fiモジュールも発見。デバイスはRTL8188CTV。
なんとなく気になって検索したらUSBインターフェース内蔵である事が判明。

RTL8188CTV_module_01.jpg


アンテナ。
同軸の芯線がエレメント、真鍮のパイプはグランドプレーン?。

RTL8188CTV_ANT.jpg


中華サプライヤーがデバイスのブロックダイアグラムとモジュールの接続図をアップしていました。
間違いなくUSB Wi-Fi(電源は3.3V)。

電波法に合致したWi-Fiドングルがアマゾンで千円程度。でもまあ、RasPiの屋内実験用などに取っておく価値はあるかも。

RTL8188CTV_module_02.jpg


カメラモジュール。4芯のケーブルでメイン基板に。
パターンを追いかけたら繋がっているデバイスはUSBハブ。これもUSBじゃん。

eSP258_camera_module_001.jpg


こちらのデバイスにはEtron eSP258と記されており、検索でそれなり情報が出てきます。
今時USBカメラに有り難さは無いけれど好奇心からテスト実施。

eSP258_camera_module_002.jpg


ドライバーをインストールする必要も無く普通に利用可能。
疲れた時のオモチャにはなる可能性あり。

eSP258_still_image_sample.jpg





aitendo バッテリ駆動対応HDMI液晶基板 コネクタ・ピンアサイン

5V駆動HDMIモニター基板(6802V2 L070)のピンアサインです。
(あくまでも個人的に探った結果です。誤記があれば追記しますがそこでお許し下さい。)

バッテリ駆動対応HDMI液晶基板




■ 各コネクタの位置と1番ピン

aitendo-HV6802V2-L070-input.jpg


■ OSD KeyとLED

無信号状態(ブルーバック表示中)ではキーのレスポンスが悪化。映像信号が入力されていれば普通に操作可能。

aitendo-HV6802V2-L070-osd-key.jpg


■ スピーカー

aitendo-HV6802V2-L070-speaker-out.jpg


■ VGA入力

VGA時はEDID情報を取得できておらず(HDMI時のEDID取得は可能)、DDC関連の2本は予想(SCL/SDAは繋がなくても可)。

VGAコネクタのReturn(6・7・8)はいわゆるツイストリターンであり、本来はツイストペアの一方あるいはシールド線のコールド側を使ってGNDに接続しますが、基板からVGAコネクタまでの短距離なら適当なリード線でGNDへ落してしまっても大丈夫。

aitendo-HV6802V2-L070-vga-in.jpg


■ AV1/AV2・Audio L/R

AV1/AV2共に基板内で75Ωに終端されているようです。アスペクトはOSDメニューで切換可能。

HDMIの音声は重畳。HDMI以外の映像入力の音声は全て共通。
(VGA/AV1/AV2の音声入力→このコネクタにあるAudio L/R)

aitendo-HV6802V2-L070-av-in.jpg


■ HDMI接続で得られたEDID(VGA接続では取得できませんでした)。

まあ、いろいろとなんなんで、モニターの型番はぼかしておきます。
ビデオカードが勝手に720Pを検出して映像を出せたので有効な情報が入っている事は間違いなさそう。
(スクリーンサイズの項とか、笑ってしまう記述もある。)

HV6802V2-L070-HDMI-edid.jpg


■ 例によってIODATAの地デジチェッカーでDHCP HDCP対応をチェック。

aitendo-HV6802V2-L070-HDCP-result.jpg




以上です。何時か何方かのご参考にでもなれば幸い。



aitendo バッテリ駆動対応HDMI液晶基板 VGA・コンポジットビデオ入力

引き続きバッテリ駆動対応HDMI液晶基板(HV6802V2-L070)のテスト。
今回はHDMI以外の入力の検証メモ。



inputキーによりOSDの入力表示はHDMI→VGA→AV1→AV2と変化します。ショップのサイトにもピンアサインはありませんがHDMI以外の入力コネクタの位置が示されており、基板・ファームに機能が実装されていることは間違いなさそうです。他の基板など参考にコネクタ内のピンを探り、実際にHDMI以外の入力で表示させてみました。

(各コネクタのピンアサインは次回にメモを残します。)

HV6802V2-L070-input.jpg


VGAハーネスの完成品は販売していないので適当に部品を購入。一枚の基板上にVGAコネクタやビデオ/オーディオ用のピンジャックが載った物があった気がするけど探せませんでした(もしかして1F?)。

ケーブルを途中で切って繋ぐ事を考えたけど結局はバラしてコネクタのみ使用。圧接ではなくハンダ仕様のコネクタで助かった。

20160217_001.jpg


基板側のVGA入力は0.8mmピッチの12P。
この基板用のオプションではなく汎用ですが両端コネクタ付ケーブルを売っていたので片方を切って使用。

この辺の品物の安さはaitendoが一番でしょう。この値段なら気軽に使えます。

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ビデオ入力(コンポジット)とオーディオ入力も100円ケーブルシリーズ?で作成。
スピーカーは秋葉原ジャンク通りの森さんで買ったTP割れナビから剥がしたもの。

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AVケーブルで線が一本余っているのはAV2の入力。
AV2は3.5φ4Pジャック(ヘッドホンプラグに極がもう一つ増えたヤツ)にする予定です。

20160217_004.jpg


下の写真はVGA入力のテスト前にHDMIでPCと繋いだ際のOSD。
720Pで繋がりましたがビデオカードのユーティリティーなどでオーバースキャンを補正しないと画面の四隅が切れます。
※VGA接続ではオートアジャストも入り四隅まで表示されます。

OSDキー(スイッチ)のレスポンスはキャリアが入っている状態(映像信号入力中)なら問題なし。無信号状態(ブルーバック表示中)はPLLがロックすべき信号を探すのに手一杯といった感じでキーの反応はかなり悪くなる。
中華テレビでもアンテナを繋いでいない時だけキー入力の反応が極端に悪い物がありますが、それと同じ。

推測ですがキー(SW)押下の検出は割り込みではなくポーリング。
映像信号のように定周期の信号を扱うのであればその周期毎にキースキャンを行う事(例えば描画完了もしくは描画開始前にキースキャンを実行)は容易ですが、定周期(映像信号)が来ない時はそれを待つ事になり結果的に全体の動作周期が間延びする。実際にはブルーバックを表示するタイミングもあり、ある程度の時間で見切りをつけ入力検知ルーチンの先頭に帰ると思われるが、この待機ループが無信号時におけるキースキャン実行周期となり、映像信号に同期した周期より相当に間延びしているのでレスポンスが悪くなったと感じる。

ボタンを受け付けないヨ→スイッチの接触が悪いヨ←実際は正常

aitendo-HV6802V2-L070-HDMI-PC.jpg

映像表示中であればOSDキーの反応はサクサク。



以下はHDMI以外の表示テストです。

■ VGA
ウチではまだ時々現役のXpマシンでテスト。
※VGA入力中はOSDメニューにあるアジャスト関連が操作可能になりました。

液晶はdocomoフォトパネルの800x480(9インチ)。
起動時にオートアジャスト。とんでもないモードになっていますが動作自体は対応。

aitendo-HV6802V2-L070-VGA.jpg


アスペクトが維持されデスクトップの四隅も出ている事にご注目ください。
(1920x1080のままなので文字は潰れています。)

800x480に設定してしまうと画素が正方形でないのでアスペクトが崩れます。
D-by-Dを求めず、適切な16:9の解像度で使う事になるでしょう。

緊急用の電池駆動形モバイルVGAモニターとか、用途に夢が膨らみます。

aitendo-HV6802V2-L070-aspect.jpg


■ AV1(AV2)入力
デジカメのAVCHDを再生。HDMIコネクタを使用せずデジカメのコンポジット出力を使っています。
ソースにも依るでしょうがこのコンポジットビデオはとても綺麗に映りました。昔のアナログ液晶テレビとは別物。

音声はHDMI以外は共通(HDMIは重畳)。
(VGA時もAVコネクタにあるオーディオ入力が有効です。)

aitendo-HV6802V2-L070-composite-video.jpg





aitendo バッテリ駆動対応HDMI液晶基板 9インチパネルの接続

aitendoのバッテリ駆動対応HDMI液晶基板(HV6802V2-L070)に9インチの液晶パネルを繋いでみました。

左のタブレットが7インチ(M350/CA2)。
(ハメコミ画像のように映っていますがアリのママの写真です。)

フォトパネル02_HDMI




7インチの動作テストはSoftBankのデジタルフォトフレーム003HWから剥がしたAT070TN92。

今回はdocomoのジャンクにお世話になります。

昨年末にHARDOFFで買ったドコモ・フォトパネル02から外した9インチ液晶です。
型番はAT090TN12。もうそのままイケるぜ!みたいな感じ。
筐体センスが向上したフォトパネル03も同じパネルのはず。組み込むのであれば03の方かも。

値段はSoftBank003HWと同じ324円(@HARDOFF)でした。
例によって千駄ヶ谷の高級コーヒー?より安い。

フォトパネル02_003


このパネルも購入時点で表面の保護シートが貼られたまま。
状態の良い液晶パネルが数百円のジャンクから取れる事に感謝。

フォトパネル02_001


対角で5センチの違いがこんだけ。
現物を並べてみると数値以上に大きさの違いを感じます。

フォトパネル02_002




接続テスト前に確認した項目を挙げておきます。

両者とも800x480、信号形態(インターフェース)は3.3V系TTLの50pin。LEDバックライト。
当然ながらドットサイズは異なるがコネクタを含め他はほどんど一緒。
データーシートをパッと見た限り、タイミングも同一。

AT070-AT090_001.jpg


電源電圧系の確認。
ロジック電圧、アナログ駆動電圧は同じ。
ゲート電圧(画素個々のFET用?)が僅かに異なりますが、何それ?という事で無視。
(逆バイアス電圧:VGLの差が目に付くがおそらく壊れない、と思う。)

AT070-AT090_02.jpg


気をつけなければならないのがバックライトの駆動電圧。
これが異なっていたら厄介だったが幸いにも両者同一。

9.9Vの定電圧駆動だと思われますが定電流駆動だとしても7インチ用の値が適用されるだけであり、9インチのLEDが壊れる事は無いでしょう。

AT070-AT090.jpg




ボルトオンというか、コネクタポンというか、FFCを挿すだけ。
一見して動作は正常。基板の様子(発熱等)を見ながら液晶自体のクオリティーをチェック。
発色、視野角はまったく問題なし。docomoの製品に使われていた液晶ですので中国製と言っても粗悪なものではないはずです。

aitendo_HV6802V2-L070_with-9inch-LCD.jpg


基板の仕様によるもので9インチパネル使用時に限った事ではありませんが、HDMIでの表示は若干オーバースキャン気味で四隅が削られます。
この辺はたとえばRaspberryPiではパラメーターの書き換えで対応できたと思います。PCでもNVIDIAのユーティリティー等で追い込めたと記憶していますが、この基板はVGA入力も備えているのでPCに使うのであればそちらの方が良いかもしれません。

本基板のHDMI入力はD-By-DのPCモニターというよりHDのビデオモニターといった位置付けでしょう。
そもそも液晶パネルの画素が正方形ではないのでD-by-Dを求めるのはナンセンス。

20160214_001.jpg




メモは次回に残しますがVGA/AV1/AV2の各入力とオーディオのテストも実施。
結果は良好。実用になりそうなので基板と液晶をケースに収める予定です。

EDID情報を吸い上げたくてmoninfoの入ったXP機に繋いでみたところ1920x1080を平然と表示。
オートアジャストも入り、映像信号入力中はOSDスイッチのレスポンスが良くなる事も判明しました。

HV6802V2-L070_VGA.jpg


VGAハーネスは販売されていないようなので自作。

HV6802V2-VGA.jpg




プロフィール

Dellbee

Author:Dellbee
デルビィです(少年時代にハマったアマチュア無線局のコールサインを捩りました)。
子供の頃から電子電気・機械物弄りが好きで、今も自分の時間が取れた時は何か弄っています。

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