2013/02/11
XP-5000DX その11 ドライブの交換(CF化)①
XP-5000DXのシステムドライブをADM2(512MB SSD)からCFに交換した際の備忘録です。Windows XP Embeddedの再構築などは一切行わず(そんな知恵はないです)、OS一式を純正のSSD(ADM2)からCFに移しただけですが、新規ドライブにもオリジナル時と同様Dドライブ用のパーティションを切り(ページングファイルもDドライブのまま)、EWFボリューム用のスペースも空けました(コレは不要だったかもしれません)。
また、メディアがSSD(固定ディスク)→CF(リムーバブルディスク)へと変更になった事に対する対応(コレを行わなければ折角作ったパーティション=Dドライブが見えない)が必要だったので日立のMD用ドライバ(フィルタドライバ)をインストールしました。
■手順■
①IDE SSDであるADM2の内容を作業用PCでバックアップ
②新規ドライブとなるCFカードにパーティションを切り、そこだけフォーマット。MBRの書き込み
③CFのIDE接続時におけるハードウエアIDの取得、日立MD用ドライバ cfadisk.inf の書き換え
④作業用PCに日立MD用ドライバをインストールしてCFの第二パーティションをフォーマット
⑤CFの第一パーティションにバックアップしておいたADM2の内容(OS一式)をコピー
(この際にウザいバッチファイルとアプリを削除。先に加工した日立MD用ドライバ一式もコピーしておく)
~以上でシステムのCFカードへの移行完了~
(ここまではIDE装備の作業用PCも使いましたが、CD-Linuxを使えば不要になるかもしれません。)
⑥CFでXP-5000DXのWindows XP Embeddedをブート
⑦EWFを確認してからEWFをDisabe、日立MD用ドライバをインストール
■用意した(必要だった)物■
●新規システムドライブとなるCFカード(今回はTranscendの8GBを使用)
●CFカードをIDE 40Pin接続できる基板・ケーブル類(一組あれば十分)
・作業用PCでCFカードをIDE Driveとして操作する際と、最終的にXP-5000DXにCFを実装する為
●作業用PCでADM2(SSD)に電源を供給するケーブル(XP-5000DX上でCD linuxを起動し、ADM2の内容全てをUSBメモリーなどに吸い上げる事ができれば不要かもしれません)
●IDE 40pinを実装した作業用PC
・XP-5000DXのシステムが入ったSSD(ADM2)からシステム一式を吸い上げる。
・新規システムドライブとなるCFカードの構築(ID取得、ドライバ加工、第二ボリュームのフォーマット)
●Windows XP SP2のインストールディスク(CFフォーマットにのみ使用+ファイル1個拝借)
・CFカード=リムーバブルメディアでも「容量指定」で領域確保し、MBRを書き込む為。
(冷静に考えると他にも方法はありましたが、フォーマットとMBRの書き込みを一度に行うと言う点でも一番気楽な方法でした。)
・XP-5000DX上で日立MD用ドライバのインストールに必要なファイル(1つ)。
(XP Pro SP2マシンの自腹内か、インストールディスク内 i386 にある DISK.SY_ 。倫理的に使って良いのか悩ましいところですが、ドライバの更新時にのみ使用し、その後はXP-5000DXのシステム内には残らない<恒久的使用ではない>ので借用しました)
●UBS接続のCD-DVDドライブ(XP-5000DXでCFをフォーマットする場合)
・作業用PCでCFの最初のフォーマットをする場合は不要
■参考サイト■(勝手にリンク)
●EWF ボリュームの構成(msdn)
●Hibernate Once/Resume Many 環境で EWF を無効にする(msdn)
●Windows XP Embedded EWF機能について(PDF)
●Enhanced Write Filter (EWF) をリムーバブル メディアで使用する (Microsoft)
連休前にメディア探しでジャンク箱を漁り、出てきた変換基板(赤い基板=おそらくアマゾンで購入)。収納に知恵を使えばわざわざ自作する必要はなかったかもしれません。10日前もaitendoで買ってるし・・・。
この中ではその最近買ったaitendoさんの特価物が一番凝っていて、2.5”用のケーブルも挿せたり、一部のバスはある程度の整合を取っているようです(抵抗を介している)。
