fc2ブログ

XP-5000DX その16 オシロスコープ化 ①

XP-5000DX_F.jpg

他の玩具に気を奪われ、春の訪れと共に埃っぽくなっていたXP-5000DXの実用化(?)実験です。

かなり前(10年位?)、ハムフェアでパラレル接続のオシロスコープアダプタを購入しました。
ADC-100.jpg

ピコテクノロジーのADC-100。

15年以上前の製品ですのでアダプタ側も高速なサンプリングはできず、PCからのリクエストでA/D変換されたデーターを逐次送り続けるタイプのようです。
帯域はAF+@程度、しかし鉄カメラのシャッタースピードなどシングルショット系の観測においては、当時の私の環境ではその瞬間を捉えて維持、観測できるのはコレだけ。そういった分野では結構使い道はありました。
(それまではCRT式のオシロをひたすら見つめ、脳内残像が頼り。)

機能を納得した上での不便な点はPCとの接続が超太いプリンタケーブル。その弾性でアダプタの落ち着く場所が無く勝手に動いてイライラ、、、いっそのことPCに内蔵してやろうかと考えて幾年月、結局ジャンク箱。

ということでXP-5000DXからパラレルポートを引き出した目的も半分はこの為でした。



先程からXP-5000DX+ADC-100にファンクションジェネレーターを繋いで写真を撮り、ブログを書き始め、、。
う?、なんか臭い。
すごい臭い!。どっかでタンタル燃えてね?。

2013_03_31_01.jpg

去年の夏、オークションで入手したFG(不動ジャンク)。
到着時点でスイッチを入れると電源部のトランジスタがカチンカチン。DC出ず。
幾つかのタンタルが劣化して抵抗を持ち始め(そのうち1個がほぼ0Ω)、その悪い所だけを交換していい気になっていたら、今、別の物が燃えました。
2013_03_31_02.jpg

今回は抵抗も道連れ(笑)。


換気しつつ話を戻してXP-5000DXのオシロスコープ化です。
この冬、久しぶりにピコテクノロジーのサイトからアプリをダウンロード。ADC-100もまだ対応機種でした。
しかしXP-5000DX+ADC-100では(他のXP機でも)最新版の5.21.2を使うとGNDが-側にオフセットしてしまい動作が不安定。5.16.2では問題なく動きます。

左がタイムドメイン(オシロ)、右が(納得し難いけど)周波数ドメイン(スペクトル)、下は電圧。

XP-5000DX_10.jpg


コレ以外に波形観測が無い環境だとしたら絶大な威力を発揮するかもしれません。
(かと言って、今から新品でADC-100の購入はお勧めしません)

私が生まれて初めて所有したオシロスコープがトリオのCO-1301(真空管式・トリガ無し・温まるまで20分必要・中学生の時にラジオデパートの稲電;ジャンクでジャングルのようになっていた店で社長相手に値切って購入)という中古の入門機でしたが、それでも有るのと無いのでは大違い。
波形が見える事の有り難さ、説得力はその後の工作・勉強の大きな味方になってくれました。
なんとなくそんな当時を思い出し、でもこちらはトリガが掛かり単発現象も止まって見えて、二現象。凄い。

さて、ADC-100のアプリ(Pico scope)の方は一通り動作を確認できたものの、フリーランからトリガーモードに移行すると固まりかけたように重くなる事がありました。これは一度掃引を止め、トリガレベルを入力より低く設定する事で解決しました。
※ADC-100の場合、トリガレベルを観測信号より高く設定したままスイープをON(RUN)にしてしまうとトリガ待ちのループに嵌り込んでアプリのレスポンスが極端に低下するようです。

XP-5000DX_11.jpg


古い設計の簡易アダプタですから波形表示中にタッチパネルに触れたり、マウスを動かすと波形が歪みます。一番上の写真で6番目の山が潰れているのはPCのタスクがWi-Fiのポーリングと重なった時のものだと思います。
(それでも時間軸側が破綻していない所は立派。)

本当の測定は別の機械で行う事ですし、こちらは気軽な実験のアシスタントみたいな物。こんなものでも良いからADC-100をバラしてタカチかどこかのアルミケースに収め、XP-5000DX背面のVESAネジで背負い込ませようかと考えたのが今年の2月。

なんか物足りないような、今風でないような気はします。しかしOS付き激安PCをベースに「ありもの」を使った暇つぶし的工作ですから、ここで1万円以上する現行のオシロアダプタを購入するのは暴走しすぎ。
今はオシロが欲しくて仕方なかった中学時代とは違うのだと自分に言い聞かせました(現在のメインはアナログリードアウトの2445B。20代後半で会社を辞め独立した際に月賦で買ったケンウッドも職種が変ったものの捨てられず趣味で時々稼動中=今の所これらで十分)。

まだ続きます・・・・・。

スポンサーサイト



XP-5000DX その15 マルチディスプレイ遊び

今週は仕事に追われてジャンク弄りの時間は取れず。
週末を迎え、眠気で落ちる前にやってみたかった事だけ・・・。

20130222_001.jpg
LP08CPLSST/XSJという型番から辿り、商品名はSPF-83H(らしい)。
20130222_002.jpg

ハードオフのザルの中にフォトフレームを見つけました。
付属品なしの本体のみ、4:3、画面に傷あり、ジャンク、、、百五円。
まあ、この値段ならLCD取りか適当なACアダプタを繕って老人ホームに持ち込んでもいいいかと、、。
会社に戻ってウエットティッシュで拭きまっくた所、画面の傷は単なる汚れ。
型番調べて検索するとPCに繋げばUSBモニタにもなるとか・・・!

で、さきほど筐体をバラし、とりあえず安定化電源から12Vを加えてみると綺麗な発色でデモ。
ドライバをXP-5000DXにインストールしてUSBで繋ぐとフォトフレームとしてストレージにアクセスするか、モニタにするかの選択画面。
モニタを選ぶと普通にデュアルモニター。
20130222_003.jpg

フレームマネージャーと言うのをクリックしたら画面回転も指定できました。
20130222_004.jpg

(描画は遅いです)


XP-5000DX その14 USBメモリでOSブート (追記)

●XP-5000DXのUSBメモリーからのブート(ログ/2月9日)について追記

システムをCFに移行する前、USBブートについて情報を検索したところアーク情報システムさんのBOOT革命というソフトを見つけました。
期間・機能限定の体験版が落とせたのでXP-5000DXにインストール。
(Seageteの4G/MDに引越したシステム上です。)
体験版なのでパーティションを選べないなどの制約はありましたが、メーカー製ソフトだけあって何もせずともUSBメモリーがローカルディスクに化け、やや時間はかかるものの、あっさりと起動しました。
20130217_01.jpg

EWFも RAM-REGモードで機能しています。
20130217_02.jpg

以下はXP-5000DX純正時のEWFステータス
20130217_03.jpg


XP-5000DX その13 ドライブの交換(CF化)③

XP-5000DX ドライブのCF化、作業内容メモ/XP-5000DX起動編です。
(この段階でメモリーをハードオフにて購入(¥105-)の512GBに交換済み)

●XP-5000DX boot
・CFをIDE1にセットして電源ON(キーボード必須、マウスもあったほうが楽)
・ブートにやや時間をかけて(再構築しているような印象)、ページングファイルの警告。了承して続行。
・windws起動(この段階でEWFのRAM-REG構成がレジストリに登録されるような気配)。
・システムの構築完了でドライブ変更に伴うドライバの自動更新(あくまでもMSのドライバ)他、再起動を促すダイアログが出るが無視。

●スタートメニュー→コントロールパネル→マウス→デザインなしでマウスポインタを可視化。
※1:この設定は再起動後も継承したので、恐らく現段階でEWFは機能していない
■以下はスタートメニューにあるEWFコントロールを使わず、コマンドプロンプトで。

・コマンドプロンプトで(ユーザー、ディレクトリそのまんまで) ewfmgr c:
※1:やはり”ナニそれ?”と言った感じで蹴られました
20130213_01.jpg


●再起動(最初よりも早く起動)
・ページングファイルの警告。了承して続行。

・EWFのステータス確認のため、コマンドプロンプトで ewfmgr c:
(EWFが機能していることに一安心)
20130213_02.jpg


●ドライブのドライバを更新してDドライブ可視化、アプリのインストールの為にEWFを停止。

■コマンドプロンプトで ewfmgr c: -disable
■コマンドプロンプトで ewfmgr c: -commit
20130213_03.jpg


●再起動

■EWFステータス確認の為、コマンドプロンプトで ewfmgr c:
(EWFのステータスがDisabledになっていることを確認)
20130213_04.jpg


●コマンドプロンプト閉じる。

●ドライブのドライバを更新してDドライブ可視化
・マイコンピューター右クリック
 プロパティ→ハードウエア→デバイスマネージャ→Disk drives→該当のCFをWクリック
■ドライバ→ドライバの更新→ネット接続せず→一覧または特定の→検索しないで→ディスク使用→参照で用意してあるcfadisk.infを開く→OK→モデルがHitachi Microdriveになっているのを確認して次へ→警告・続行→ファイルが必要のダイアログ。参照で予め用意した DISK.SY_の場所まで行って→開く→OK。更新完了。

・システム設定の変更・再起動ダイアログが出るが放置してDドライブが可視化し、C/Dドライブともローカルディスクになっている(リムーバブルではない)事を確認。

■再起動

●512MByteのADM2→それよりは広いCFにそのまんまシステムのお引越し完了。
●念のためマイコンピューター右クリック→詳細設定→パフォーマンス設定→詳細設定→仮想メモリ変更でページングファイルがXP-5000DXのデフォであるDドライブ/100-100となっている事を確認。

EWFのモードがADM2→RAM、CF→RAM REGへと勝手に変更になりましたが、おそらくCFでの最初の起動時に
①システムがリムーバブルメディア上に存在
②第一パーティションより奥が一切見えないのでドライブ上にEWFボリュームを構築できない
③ということでEWF情報をレジストリに登録するEWF REGモードで勝手にジストリ登録
④(直後はEWFが機能せず)、再起動でレジストリを参照、EWF起動~EWFマネージャも使えるようになった
みたいな感じでしょうか。
~あくまでも素人の幼稚な予想です(いつか恥ずかしい笑い話になりそう)~

本日はヤフオクで落札できたジャンクのボルテージソース(標準電圧源)が無事到着。
なんとかなりそうなので今夜は風呂場でパネルの洗浄。

XP-5000DX その12 ドライブの交換(CF化)②

XP-5000DX ドライブのCF化、実際の作業内容です。

何らかの方法でADM2内の全ファイルをバックアップ
・通常の設定では不可視となっているファイルに注意。
・属性の継承は意識しなくても問題はありませんでした。

CFにCドライブ用領域の作成とMBRの書き込みCFをWindowsインストールディスクでフォーマット)
・作業用PC、あるいはXP-5000DX(ADM2との勘違いに注意)+USB-CD/DVDドライブ環境にCFをIDE接続
・セットアップで最初に全てのパーティションを削除後、Cドライブ用のパーティションを作る。
■Dドライブ(ページングファイル用)とEWFボリューム用(極僅か)のスペースを必ず設ける。今回は8GBのCFを使い、Cドライブ用に4G程度のパーティション。
NTFSでフォーマット。チェックディスク後、ファイルのコピーが開始された時点で適当に電源断
(この段階でMBRは書き込まれている)

20130211_01.jpg


作業用PC上でXPー5000DXのCF版システムドライブの製作
・作業用PC(Windows)にCFをIDE接続して(作業用PCの)Windowsを起動。
 (万が一CFのMBRが先に取り込まれて作業用PCのWindowsが起動しない場合はCFをSLAVE側に設定。)
■CFがリムーバブルディスクとしてマウントされているのを確認後、先のインストールディスクがコピーを始めた際にできたファイル一式(不可視含む)を削除。

■バックアップしておいたADM2の内容一式をCFにコピー。
20130211_00.jpg

■邪魔なアプリの削除
・\Documents and Settings\All Users\スタート メニュー\プログラム\スタートアップ
20130211_09a.jpg


■CFのハードウエアIDをメモ帳にコピペ。
 (デバイスマネージャ→ディスクドライブ→該当CF→詳細→ハードウエアID/一覧の一番上一行)
20130211_04.jpg


■日立のマイクロドライブ用ドライバをダウンロードして解凍
(作業用PCとXP-5000DXでCFカードを固定ディスクとして偽装する為のフィルタドライバ)
・私が利用したのは数年前にDLした xpfildrvr1224_320.zip ですが、
例えば「xpfildrvr1224_320(1).zip」で検索すればダウンロード可能なところに辿り着けるはずです。

■解凍して現れたフォルダ内、cfadisk.inf をメモ帳で該当CF用に書き換え
20130211_05.jpg


・以下の部分を書き換え

[cfadisk_device]
%Microdrive_devdesc% = cfadisk_install,(CFのハードウエアIDをペースト)
20130211_06.jpg
(複数登録可能ですが、シンプルに今回の該当CFのみとしておいた方が吉です。手持の無関係なメモリーまで登録してしまうと、それらまで固定化してしまいます=USBメモリーでも)

■この状態で作業用PCにはインストール可能ですが、XP-5000DXにインストールする際にはファイルが一つ不足するので同一フォルダ内に「DISK.SY_」を置いておく。
 (Windows XP SP2 CD内(或いはXPマシン自腹内)、i386フォルダに存在)

■これらを適当なフォルダ名にてCFにコピー(XP-5000DXインストール時用)。
20130211_07.jpg


■上記改造ドライバを作業用PCにインストールしてCFを固定ディスク化し第二パーティション部分をフォーマットできる状態にする。
・デバイスマネージャ→ディスクドライブ→該当CF→ドライバ→ドライバの更新→ネット接続せず→一覧または特定の→検索しないで→ディスク使用→参照で先に用意したフォルダのcfadisk.infを開く→OK→モデルがHitachi Microdriveになっているのを確認して次へ→・・・完了、再起動。終り。

・CFがリムーバブルディスクからローカルディクスに変わっている事を確認。

■コンパネ→管理ツール→コンピューターの管理→ディスクの管理
・CFの後半が操作可能になるのでわずかな空きが残るようにパーティションを切ってフォーマット。
20130211_07.jpg


●これでXP-5000DX用のCF版システムドライブが完成しました(作業用PCはお役御免)。
・XP-5000DX起動後コマンドプロンプトからEWFを操作してドライバをインストール。次回のブログに残します。

プロフィール

Dellbee

Author:Dellbee
デルビィです(少年時代にハマったアマチュア無線局のコールサインを捩りました)。
子供の頃から電子電気・機械物弄りが好きで、今も自分の時間が取れた時は何か弄っています。

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR