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認知症~入院期限(1)

実験を再開すると記しつつ、9月に入ってしまいました。
コメントを頂きながら、お返事が遅れて大変申し訳ありませんでした。
9月に入り、時間はまだ限られますが、あと少しで趣味や製作の再開もできそうになってまいりましたのでとりあえず近況を。
(父親異変の数日前にGM管パラレル駆動の考察も図にしたのですが、ショックでぶっ飛びました。
既出かもしれませんが、ファイルが見つかり次第アップします。)

6月下旬、Arduino にハマリかけた矢先に父親の介護問題という重要課題を課せられてしまい、現在もバタバタとしております。
もう少し早く気付いてやれたらと思いつつ、周囲を見渡すと友人の親御さんにもまた私の父親と同じような症状が出た方もおりまして、これはもう人として産まれ生きて行く以上逃げる訳には行かない、正面から取り組む他ない事だと自分に言い聞かせましたが、それでもまだバタバタしております。

ただ幸いにも私の父の場合、外科内科の救急病院から精神科へと転院が叶い、診断もかなりスムーズに進みまして、それは両院とも担当に就いて下さったケースワーカーに恵まれた結果だと感謝しております。

その精神科では投薬の配分?を探し出す対処療法が主で入院期間は長くて3ヶ月という説明を受けまして、7月中旬以降は有料老人ホーム探しに走り回る事に。このホームと言うのがさまざまで、私の天邪鬼が幸いして安直決定(ぶっこみ)は避けることができましたが、職員や運営会社の態度、入居中のご老人の様子や笑顔など、各所において全く異なりました。

そもそも本来のホーム選びとは諸条件合致の中からもっとも本人(父)が過ごしやすい所を探し出す事なのですが、病院から宣告された入院期限という言葉に怯え、「早く落ち着く場所を見つけて家族共々落ち着きたい」という、すなわち一刻も早く自分の平穏を取り戻すべく、安易な決定に傾く罠に嵌りかけ、、、。
しかし3ヶ月が本当に限度で4ヶ月がダメなら、3ヶ月+30日にならないか、ケースワーカーにお願いしてみようという考えが頭に浮かび、かなり気持が楽になりました。もちろん治療行為が完了すれば規則で退院しなければならないのかも知れませんが、気の持ち方だけでも楽になり、その結果冷静にホーム選びを再開することができました。

文書が長いですね。この続きはまた実験の合間にでも書きます、、、。

父が暮らしていたマンションのトレイにあったカレンダーです。
筆跡も崩れ個人特定不可能ですのでアップしますが、精神科の先生に見せたところ、「ああ、きてるねぇ」。
時間の認識や失った直近の記憶をリカバリーすべく、メモに走るのは良くある行為だそうです。
現在一人暮らしの親御さん宅で今までの備忘録とは違う形のメモ書きを見つけたら、なるべく早く診察を(物忘れ外来など)。

20110908.jpg




一昨年、アルツハイマーの母親を看取った親友から「悪魔のささやきが聞こえるぞー」と言われましたが、ずばりです。
今後、親御さんの突然の異変に茫然自失となる方もいらっしゃると思いますが、決して暴走したり、自分を責めないで下さい。
オクで応札合戦を始めた挙句、無理すれば払える金額だから、とか、深夜まで半田ごて片手に明日の仕事は朝からキツイけどもう少しで完成できるから、とか、そんな生易しい囁きではありません。本当に自分が恥ずかしくなるような悪魔の囁きです。
私の場合、とりあえず救急病院に入院させ、自分のスタミナ回復を極力意識して凌ぎましたが、それはもう二度と経験したくない数日間だったことには間違いありません。
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プロフィール

Dellbee

Author:Dellbee
デルビィです(少年時代にハマったアマチュア無線局のコールサインを捩りました)。
子供の頃から電子電気・機械物弄りが好きで、今も自分の時間が取れた時は何か弄っています。

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