2014/02/28
Raspberry Pi ① 準備
最先端を行く方々にすれば今さらなのかもしれませんが、正月明けにアマゾンでLinuxの走るワンボードPC、Raspberry PiのModel Bを買ってしまいました。Linuxは数年前に会社のファイルサーバーを遊び半分で作ったのが最初(Vine)。その後はほったらかしで、去年の年末にCentOSで再構築した際、参考がてらに雑誌でも買おうかと立ち寄った本屋で日経Linuxの一月号を購入。
以前から気になっていたRaspberry Piの記事があり、そちらの方に惹かれてしまいました。

介護の件でテンション低いけど何もせずにため息ばかりついていても仕方ないと、会社のサプライ注文時にドサクサ紛れで注文。アマゾンのプライムで送料無料・翌日配達。
ケースも同時注文。これは多くのレビューにある通りLEDの導光棒がついていたりしてイイ感じ。

さて、いくらテンションが上がらない状態とはいえ、LinuxでLチカをする為にコレを買ったわけではありません。
(時々思うのですが、大人達は今の若い人たちに電子工作の面白さを伝えようと、必死になってLEDをチカチカさせていませんか?。で、誰が感動するの?。技術家庭の実習でiphoneやPS4のキット組み立てとかなら、もう必死になるでしょうけど。)
下は去年から折に触れ気になっていたRaspberry Piのスペックです(wikiより)。
HDMIもついてるし、イメージファイルでダウンロードできるLinuxでX(Window System)まで走るの?
いや、そんなのどうでも良いのですが、GPUの性能見てると、X見れそうじゃん!。X!(大人の・・・)。

今回のテーマは、ケース込み5千円以下のガジェットでHDクオリティのX(!)を楽しむ事ができるのか?
実験の結果できそうなら【Xビューワー】の工作開始、無理ならそこでおしまいとして、チマチマ始める事にしました。
ネット中に溢れている話ですが、SDカードに本家から落としたRaspbianのイメージを書きそれを起動後、
user:pi
pass:raspberry
でログイン。
startx
としてXを起動させた状態です(この【X】にはさほど興味なし)。

取急ぎ、余計な事で悩まないように必需品の準備と確認。
■50枚入りDVD-Rのケースの蓋を使った小物入れ
これは絶対に必要でした。SDカードやらCan-Doで買ってきたカードライタ、USB memoryなどなど。トッ散らかってくると何が何処にあるのか解らなくなってきます。
■HARD OFFにて新品¥105-で買ったカラフルなUSBハブ(使い辛い)
Raspberry PiのUSB給電が非力であり、他の要因も含めデバイスが不安定になった時にモニターできない。起動時・アプリ動作中など、タイミングを問わず接続がおかしくなる事があります。
■同店にてジャンク¥105-で買ったモニターLED付のハブ。セルフパワー可能なれど現在までバスパワー。
これは接続が完了するとLEDが点滅から点灯になるタイプ。最高に便利で、もう手放せません。
■xbox DVD remote(リモコン)
後日改めて記しますがかなり弄ばれました(悩んで没頭して気分リフレッシュ)。手元にあったり偶然安く手に入れば善しとして、躍起になってまで同型を手に入れる必要はないです。ドングル=レシーバーも。
■ロジクールの無線マウス(非bluetooth)
情報通り起動後の抜き差しが必要になる事がありました。結局、有線マウスを経てタッチパッドを活用(後述)。
■SONYのコンデジ
GPUの実力を測るべく、AVCHD/Full HDの動画ファイルが作れるデジカメを準備。
■HDMIで繋げる液晶モニターと適当なUSBキーボード
Full HDの実力を見たかったので1920×1080のモニターで実験しました。
■ローカル(友人)から貰った【神保町】というボリュームネームのUSB Memory
'80~'90年代、かの地の老舗書店で取り扱っていたジャンルの再生テストデータ収録。

オープンソースのメディアプレイヤーアプリケーションであるXBMCのRaspberry Pi版、Raspbmcです。
これが今回の目的。多くの人々がそのプロジェクトに参加し、なので当たり前ですがとても良く出来ているアプリ。
(Raspberry Piの実力?。解像度とfpsにも注目してあげてください。)

Raspberry Piの日本におけるブームのピークは過ぎたのか、国内検索しても発売直後~一年程度の情報が多く、どちらかというとLinuxも得意な方が、必要あればハンダ付けにもチャレンジといった趣き。
先駆者たちはRaspberry Piを制覇しつつ、BeagleBoardやGalileoに向ったのでしょうか。でも動画に関してはRaspberry Piがまだ優勢というか、一歩抜きん出ているはずです。
物作り物弄りが好きな方、ぜひRaspbmcを使い、ネットで拾った大画面のMPEG-4を再生してみてください。凄いです。
私ももうちょっとRaspberry PiとRaspbmcを弄って行くことにしました。