2014/09/21
2014年9月14日のジャンク購入記 (BenQ GL2450-B)
先の連休、秋葉へ行くつもりが当日になってなんか億劫な気分。飯山の修理に必要な部品を買うだけなら得意先へ出向いた帰りでもいいし、、、。
で、秋葉へ行くのは中止にして運動がてらママチャリ漕いでHARDOFFへ。
今度はBenQの24インチを買ってしまいました。
(手ぶらで帰っても良かったのですが、24インチで液割れ無さそうだから、つい、、、)
●BenQ GL2450-B (24inch Full HD/LED back light)電源入らず・ジャンク¥1620-

前回に続きチャリの前カゴに入るかチャレンジでしたが、24インチもなんとか収まる(もう限界)。
風圧受けながら帰宅途中、中からカラカラと音、、、。まあ、いいや。
壊れっぱなしで手付かず(うぶ)なジャンクの方が弄りやすいのは確かですが、誰かが修理にチャレンジした後の物もジャンク、部品を剥ぎ取った後の物もジャンク。
さて、とりあえずコンセントに繋ぎ電源スイッチを押しても今回のジャンクはランプさえ灯きません。
分解前に観察。今回はちょっとヤバい物買っちゃったかな~と。
メーカー修理では絶対にやらない金物(ドライバー?)を使った分解跡(上下左右に沢山アリ)。

修理記事で改めて残しますが、この程度の分解工具一本あれば傷を付けずに殻割り可能。

筐体の分解作業写真は撮り忘れ。下は先ほど撮った写真です。
(大きい方の基板、左下に黒と白い部品がありますが、これは私が修理の際に仮付けした物ですので同型を分解した際に見当たらなくても気にしないでください。)

買ってきた時の中身の状態。
コネクタ外れてる。

テープを剥がした跡が残ってる。

コネクタ壊れてる(壊れた部品をテープで貼り付けて残してくれた心遣いに敬服)。

電源側の基板に部品を交換した跡があります。
半田の頭を一通り眺めましたが、テスターやオシロのプローブを当てた跡は見当たりません。
(測りモノを使って修理した後は半田部分にプローブ先端によるエクボが残る)
ケミコン交換だけでは復活してくれなかったのでしょう。

基板とカバーは綺麗なので過去にケミコンの破裂などがあったかは不明ですが、一見して電源部二次側のケミコンは全て交換済み(一部は高級品みたい)。
トランジスタも1本交換した跡が有り(2SC2240=秋月でも売ってるヤツ)。
ちょっと気になったのが交換済みケミコンのうち、2本がノンポーラ(バイポーラ)になっている点。

とりあえず壊れたFFCコネクタにFFCを差し込んでセロテープで留め、電源とメイン基板のコネクタを挿して電源を入れました。
バックライト不点灯なれど電源投入直後のロゴマークは出ています(=コントローラーは活きている)。
コレを見ちゃうともう逃げられない。
誰かが修理にチャレンジした後のジャンクだからと言って、ぶん投げて終る訳には行きません。
(部品取りや2コイチにするにはまだもったいない、、、。)

デバイスのデーターがなかなか得られず苛々したり、修理中に抵抗を燃やしてドツボに嵌りかけましたがDC-DCコンバーターのFETが不良でした。
バックライト(LED)の寿命はまだ十分に残っている感じです。

私の感想に過ぎませんが、LEDバックライトの液晶モニターは冷陰極管タイプのモニターと比べると修理の敷居が僅かに高くなったような気がします。
冷陰極管であれば扱う電圧が高い分だけ注意が必要なものの、適当なインバーターとの置き換えや、それを仮接続する事で管やパネルの具合を見ることも不可能ではありません。しかしLEDの場合、駆動電圧が素子数により異なる上に電圧範囲が狭い(低ければ全く灯らない、高すぎると過電圧(過電流)でバックライトを壊す)ので駆動ユニット(DC-DCコンバーター)の置き換えには困難を伴います。
結果、ジャンクから持ってきた他のユニットなどが使えず、あくまで既存・純正の回路を修理しなければなりません。
そろそろ修理録纏めないと忘れちゃいそう。
●イイヤマの21.5インチ(ProLite E2271HDS)=5Vの電源作り直し
コントローラー/電源一体 回路図はネット上に存在
※電源以外に不具合あり。同型機でHDMIを差し込んでもモードが切り替わるだけ(ホットプラグは検出)で、正常に映らない場合はケーブルを外した方がいいかも。中華製の入力プロテクタが低抵抗に変化して送り側の電源に負担をかけていました。修理録で詳しく書きます。
●BenQの24インチ(GL2450-B)=FETの交換
電源部の近似回路図は入手可能。バックライト用DC-DCのデバイスデーターがOverview程度の物しか出てこない(中華サプライヤーのサイトにあるデーターはOverviewから書き写した物でばかりで誤記多し)。
