2016/08/02
スマイルゼミ タブレット2 修理
(趣味のジャンク弄りです。分解・修理再生を奨励するような立派な記事ではありません。)学習用のなんとかゼミタブレット2。電源入らず不動ジャンクで¥ワンコイン。
TPは静電マルチタッチ。液晶はIPSらしい(9.4inch 1024×768)。電源プラグは極細の12V。
●ジャンクタブレット弄りで学んだ事~充電器兼用ACアダプタの電圧が12Vの場合●
・内部のリポバッテリーは2個直列7.4Vの可能性高し。
・USB端子からの充電・電源供給は備えていない(ステップアップコンバーターが必要だったり電流多目になったりでコストも含め非効率だから?)。
・直列にされたセルのバランスが崩れた結果、持続時間(容量)が低下しジャンクとなった物が多い。
ということでコイツもUSBのバスパワー駆動・充電には対応していないだろうし、そもそも中身が空っぽだったという事だって有り得るジャンクです。
運良く直ればBABYMETAL専用ビューワーにでもするつもりで、今回も気軽に分解開始。

ビスは2本のみ。あとは分解工具を挿し、丁寧に一周動かせば殻割り完了。

スピーカーコード細め。
ハンダ作業を忌避して筐体からスピーカーを外すより、潔くコードを切った方が賢明でしょう。
(分解やスピーカーを外す際にストレスが加わり雑なハンダ部分が必ず傷む)

ステレオスピーカー用のランドはありますが現状はR用の配線を使い再生はLRミックス。どこかのジャンパーを切ってL側のランドにもう一つスピーカーを繋げばステレオスピーカーが実現?。面倒なので調査せず。

バッテリーは3.7V2500mA×2セル/プロテクト基板付。
本体基板へのセンタータップ/サーミスタの配線は無し。電池の流用はさほど難しくないハズ。

Wi-Fiのアンテナ。

下の写真、上からWi-Fiの同軸・バッテリー(+)・バッテリー(-)。
半田を外す際、(-)側はコテの熱が逃げる逃げる。
シールドケースの穴に見えるダイオード。
3箇所のランドに対し実装・非実装の組合せで何らかのモードを決め込んでいるようにも見えます。

バッテリーの固定はアセテートテープのみ。

2個直列のうち、一つがガスで膨らんでいる。
学習用教材なので寿命まで使い切ったという事でしょう。

外したバッテリーに7~8Vを短時間加えても出力は0Vのまま。
一個は明らかに寿命だし、もう拘るものでも無いでしょう。
とりあえず給電用に適当な電線を繋ぐ。
動きそうだけど液晶に筋とか、ご勘弁…。

安定化電源から7Vをバッテリー端子に供給。起動問題なし(諸般配慮し写真にモサイク入れてます)。
消費電流は起動時のピークで1A程度、起動後はバックライトの明るさで0.3~0.7A程度に変化。
(電源のメーター読みなのであくまでもアバウトです。)

aitendoで売ってる18650用のモバイルバッテリーケースを後部に貼り付けるのもアリな気はするが、タブレット自体の使い道を探しておかないと作業が無駄に終わってしまう。
●学習教材からandroid化は若い方によるものと思われる丁寧な記事があり(リンク)
壁紙は支度済。

BABYMETALに嵌った大人は言葉が多目。ここは素直に、すぅ△。