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EJC-65 efeel アイリスオーヤマ 除湿機 ジャンク2号機 修理

前回と同型、アイリスオーヤマの除湿機 EJC-65 efeel 修理記録です。

【動作せず】というだけで具体的な説明の無いジャンクを即決落札しました。
2台動かしても中型のデシカントより省エネ。除湿機相場?は高めなこの時期、〒込で¥2.5K程度なら「まあいいや」でポチ。

今回の故障は、
スイッチに反応してLEDは光るがファン・コンプレッサーとも動かず。

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原因は電源基板のケミコン不良。

ファンモーターの温度ヒューズ交換など、保安部品を弄った物は直ったとしても自分で使うべきですが(売ったり人にあげたりして事故が起これば機械を弄った者の責任になりかねない)、今回のような故障修理なら人にあげてもさほど心配は無いと思います(万一の際の責任が皆無とは言い切れません)。



■現象■

到着時の第一印象は1号機より綺麗。でもジャンク。
電源を入れモードを切り換えるとそれに対応したパイロットランプ(LED)が点灯するも動作音が全くしない。ファン、コンプレッサーともに沈黙。

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■分解・点検■

2台目なのでサクサクと分解。
(調子コイてぶっ壊す確率が高いのも2台目以降。今回は大丈夫)

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ファンモーターの埃の吸い込みも前回より少なめ、一見して酷使された形跡は無し。
3本のケーブル間に導通あり。ファンモーターは健全。

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コンプレッサーの電源ケーブルも導通確認。

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この個体はリレーが入らないか、リレー前にACが来ていないかのいずれでしょう。
それなら修理は前回より簡単。

電源基板上のファンモーター/コンプレッサー用コネクタにこれらの駆動電圧が来ているかを確認。
 →電源ON、除湿中のLEDが点灯している時もコンプレッサーのコネクタにAC100Vは現れず。
  →風量に関わらずファンモーターのコネクタにもAC100Vは現れず。
   →時にリレー近辺がジージーと鳴る。どうもリレーが動いていない感じ。

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写真を撮り忘れたので1号機の写真を流用しています。
左1/4が圧電ブザーとリレー等のドライバ(おそらくトランジスタアレイ)と制御基板へ結ぶコネクタなど、その右がACアダプタ程度の5V/12V電源(電源スイッチの状態に関わらず常時給電)、右半分にAC100VをON/OFFしているリレー3個とACを扱うコネクタ3個(ファンモーター、コンプレッサー、AC100V-in)。

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この機械は制御用のロジック回路が5V動作、AC100Vで動くファンとコンプレッサーをON/OFFするリレーが12V駆動となっています。
サージ吸収のダイオードがTrアレイかリレー側に入っているのか、基板上に見つからなかったので下の図はあくまでもイメージになりますが、5Vで動いているコントローラーから正常な信号が来たとしてもリレー駆動用の12Vが止まってしまうと今回のような現象に陥ります。

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この電源基板の12V出力はテスターのDCレンジで読んでも12Vなんか振らない状態。原因はケミコン(緑色の大きい方)が見事に容量抜け。平滑できていない為、スイッチング周波数を半波整流した数分の一の周波数でリレーが唸っていた模様。

手持のケミコンに交換(念のために5V用の2本も交換)。
プライマリ側(1次側/写真奥、基板上の2本)も同じメーカー/種類のケミコンを使っているので交換すべきでしょうが、今回はそのまま。

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単なる一例で判断するのは禁物ですが、高品質な物ではないと思います。

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手持のケミコンが太くて収まり悪いも交換するのみ。
それが終われば掃除して組み戻して修理完了。

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組み戻し前に各部を観察。
エバポレーターのフィンは表面処理されています。この個体は埃の吸い込みが少なめ。

コンデンサーとエバポレーターの合せ目に埃が積もると厄介ですが今のところは綺麗。

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中央に写っている太目の銅パイプみたいなものがレシーバーチューブ、細い針金みたいなものはキャピラリチューブ。過剰に余った分を束ねている訳では無いそうです。この夏もいろいろ勉強しました。

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タンク内の満水センサー用フロート。
発泡スチロールに磁石が付いています。コレを紛失して気付かぬまま動作を続けてしまうと溢水(いっすい)で周囲水浸し。場合によっては階下にまで迷惑が。
・現在の伊東のマンション : 一階なので一応安心
・東京の自宅 : 二階の趣味部屋の下は妻と娘の衣裳部屋。何があっても水は漏らせない。

ストッパーはあるものの万が一に水と一緒に流したらアウトです。

8-16 追記
伊東の湿気と戦っている最中に気付きました。

フロートの磁石に反応しリードスイッチONとなるのがタンク利用可能時(低水位)
磁石が離れスイッチOFFとなるのがタンク離脱あるいは満水時=動作停止

ということで、磁石の付いたフロートを紛失すると満水検知のまま動作が停止するだけで溢水にはなりませんね。

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スイッチ/LEDと共にMPUが載った制御基板。

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8Bit MPU EM78P418NK

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仕様書のPDFはネットで拾えます、けど、興味は沸いて来ないです。

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出番を待つ1号機と2号機。2台で送料込み5千円弱。
右奥に写っているのが松下のデシカント式。真冬の結露、洗濯物には絶大な威力を発揮するもコレを夏に使う勇気は無し。ニクロム線のヒーターを常時炊き続けるような物なので排熱承知でもエアコン下で使うと猛烈に電気代が掛かります。真夏の夜の鍋パーティー!。

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これがデシカント式除湿機の電熱ヒーター。


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■2017年夏・EJC-65の修理は完了■

この手の機械には養生テープと紙の切れ端が必需品。
ブルブルの場所を探っては、よさ気な所に貼ったり挟んだり…。

根本的な対策として防振ゴムの交換を考えました。
大陸製品に組み込まれていた物ではなく、国内の専門メーカーが取り扱っている物を使えば格段に快適になるとは思います、が、しかし今のところは養生テープと紙の切れ端でもツボに嵌ればビビリ音はしなくなります。

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EJC-65のジャンクは中途半端にコンプレッサーだけが動く物より、ウンともスンとも言わない物の方が修理は楽、今回はお得なジャンクでした。



プロフィール

Dellbee

Author:Dellbee
デルビィです(少年時代にハマったアマチュア無線局のコールサインを捩りました)。
子供の頃から電子電気・機械物弄りが好きで、今も自分の時間が取れた時は何か弄っています。

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