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SBM-20 自作ガイガーカウンター 回路図(実験用)

とりあえずロシア製GM管、SBM-20を使用してBEEP音を鳴らすまでのメモ(回路図)をアップします。

高圧電源は写ルンですのシンプルエースを使い、発振回路、電源電圧はオリジナルのままです。
ストロボ(キセノン管)発光に関する部品はトリガー回路、チャージLEDを含め、全て外しています。

20110403_006a.jpg

●フジフィルム・写ルンのストロボ基板ですので、発振側(2SC-5765)と高圧部でGNDを共通とすることができず、高圧は独立電源としています。(オリジナル回路のまま、アルカリ単三×1 1.5V)

●チャージ確認用のLEDは、発生した高圧の負(-)側に引き込まれて点灯するものですが、これで電流が喰われています。=電圧も降下しています。
高圧のパイロットランプとして利用価値が無い事もないのですが、外してしまえば電源電圧は1.5Vのままで SMB-20 のプラトー電圧まで振らせることができました。
アノード抵抗は4,7MΩ、平滑コンデンサは手持ちの高耐圧セラミック4700PF(3KV)です。

●高圧の(-)側をBEEP音発生用のロジック回路のGNDと結んでいます。
これでGM管のカーソードに接続したトランジスタをオープンコレクタ状態でロジック回路に接続できる訳です。
BEEP音部分は9Vの006Pで動かしていますが、この位の電圧があった方が圧電スピーカーの音量を稼げるようです。

●高圧以外は基本的に秋月さんのまんまです。
(A)の部分に入ってる5600PFはパルス巾を広げ、BEEP音の持続時間を調整しています。
プルアップ抵抗が4,7MΩとやや高くなっていますが、上記の積分時定数にも影響しますのであまり大胆な増減は避けたほうが良いかもしれません。

●その後、C-MOSシュミットゲートだからこそ叶う1ゲート発振回路でBEEP音が生成され、圧電スピーカーを鳴らします。
ゲートに接続された100KΩと0.01μFはBEEP周波数を決めているだけです。
アクティブLOW(信号名にUPEER-BAR)側のSENS出力に抵抗を介したLEDを付けましたが、 SBM-20 のBGがそこそこあり、BEEP音が実験動作中にうるさかった為です。

●追試される方でシュミットNANDの4093が手元に無いときは普通のNAND=4011を使い下の回路を組み、(A)の部分から置き換えてください。

平滑Cが4700PFですが、高圧の電源を切っても10~20以上、BEEPします。

ここまでの実感としては、より入手が難しい浜松製を探すよりもロシア製の SBM-20 で十分な気がします。
(SBM-20はEBAYでまとめ売りされていることもあるようです)

昨年買ったVadoHDでウランガラスに反応する様子を記録しておきました。
ブレッドボード上には浜松のD3372も載っていますがこの実験で動作しているのは手前の SBM-20 の方です。

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Author:Dellbee
デルビィです(少年時代にハマったアマチュア無線局のコールサインを捩りました)。
子供の頃から電子電気・機械物弄りが好きで、今も自分の時間が取れた時は何か弄っています。

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