2011/04/04
SBM-20 発光仕様のガイガーカウンター
仕事中にふと思いついきました。ストロボ回路のトリガーコイルは自動車(旧車?)のイグニッションコイルとまったく同じ原理で、一次側に流す電流のON/OFFで二次側に高圧を発生させています。一次側のON/OFFはパルス状で良いはずで、であるならば、GM管の放電をトリガーコイル一次側のONに利用してしまえば・・・・。
ドライブ用に設けられた抵抗は4.7MΩ、SBM-20のアノード抵抗にマッチしますし。
写ルンの回路はトリガーコイルのコモン端子をHV-(高圧部分だけで見ればGND)に落としています。
(他にも一次側のホット側にスイッチを設ける回路もありますが、使い捨てカメラの場合はほとんどがコモンをGNDに落としているようです)

キセノン管の連続発光の為にコンデンサを0.1μFのオイルコンにしました。これで写ルンの回路でも1秒間に数発程度の発光(放電)が可能になります(当然光量は格段に低下します)。
オイルコンは入手が難しく思われがちですが、この程度ならエレキギター関連の楽器屋で手に入れることができます。
今回もLEDの点灯を止め、1.5Vでの動作を試みましたが、0.1μFの重さが現れたのか、ややHVが低目となるようです。4700pF程度なら手ぶら並みの軽さなのでしょうが、貧弱な昇圧回路の弱さが出てしまいました。
2.2V程度から動作をはじめました。
キセノン管の放電音がクリック音になりますし、弱い閃光ながら視認性もイイ感じです。
(実験なので極力そのままで組んでしまいましたが、本来はオレンジ枠の中に抵抗を入れるべきかもしれません。)

クリエイティブのVadoHDで撮影しましたが、キセノン管の発光は確認できると思います。
実際もこの程度の発光です。
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