2011/04/06
ガイガーカウンタ 自作Tips
浜松ホトニクスD3372、ロシア製SBM-20、2種類のGM管に対し、ウランガラスのビー玉を線源に動作テストの実験をしてきました。週末から高圧回路をp-p(プッシュプル)のロイヤーとし、積算回路も作ってみようと考えています。
その前に、(念のため)拙稿から追試される方がもしも居らした時の為に、幼稚ながらTipsを。
レンズ付きカメラ(使い捨てカメラ)のストロボ基板が非常に危険だという考えがあります。
感電による死亡の危険性とか、、。
私としては100%の否定はしませんが、少し大げさな気もします。
乳幼児、妊婦さん、ショック状態に陥るほどの極端に電気のビリビリが嫌いな方以外に対しては、冷えた半田ごて程度の危険性ではないでしょうか。赤ん坊の傍には置けませんし、コテも人に刺せば怪我をさせることができます。
またキセノン管(ストロボ)放電用のコンデンサが接続されていると、ここには薄力な昇圧回路が時間をかけて充電した電荷がたまっており、その両極からは電池と違い、一気に大電流が流れます。これはかなりキます。
(PCを壊すエネルギーは間違いなくあります。)
何回も触った人間が今こうしてブログを書いておりますが、いずれにせよ、触らない方が良いです。
ということで、カメラを分解して基板を取り出す際、スイッチを入れてしまった場合は(もちろんそうでない場合も)、放電させてから作業をした方が安全です。
一気にショートさせると火花が飛び、コンデンサの足に溶接痕が残ります。できれば数十KΩの抵抗で消費させるべきでしょう。
(チャージされたコンデンサをコテ先でショートさせずに外したところで、かなりの時間は電荷を保持していますので、片付けの最中にビリっとか、ジャンク箱の中で他の部品に流れたりなど、良い事はありません。)

ロシア製のGM管はソケットタイプになっていました。浜松の物はスリーブラグとスパイラル状のバンドが附属しており、GM管においては端子への直接のハンダ付けによる実装は厳禁との事です。
ロシア製にはヒューズホルダのコンタクトが合いそうですが、バラした使い捨てカメラの金具にも使えそうなものがあります。
コダックの電池ホルダーの+側がなんともそれらしい形状です。

SBM-20とフジの基板を使い、1.5V動作を実験した際の実体図(写真)です。
Cを交換し、LEDを非点灯とするため15Ωを外しています。メッキ線でジャンパーがありますが、これば電源を常時オンするものです。
GM管には、オレンジがアノード(+印字側)、白がカソードです。

同じくSBM-20でストロボ発光させた時の物です。
Cを交換、LED非点灯化、白いジャンパー線はトリガ回路のコンデンサをHV-に落とす為の物です(場所的には電源を常時ONとした部分と同じ所ですが)。
電源は単3を二本使いました。オレンジがアノード(+印字側)、白がカソードです。

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