2016/01/13
STYLISTIC M532/EA4 ACアダプタ 流用法
富士通の Android 4.0 タブレット、STYLISTIC M532/EA4 (FMVTM62A4)友人が本体のみ(美品なれど購入時より電源入らず)をジャンクで購入。
この機種はUSB充電機能がなく本体のみで入手の場合、展望がややきつい事が判明。
友人に代わって私が持ち主になりました。
現在、純正のACアダプタが高価のため他のアダプタ(19V)を使い、純正コネクタボックス(今なら秋葉で安価)の内部から給電とした方法のメモです。
私が手にしたジャンクは運悪く(あるいは価格相応で)永久スクリーンセーバー状態でした。その際取った手順も最後の方に適当にメモしておきます。

税込み980円だったSTYLISTIC コネクタボックス(USB/HDMI Adapter)。
純正のACアダプタがこの程度で入手できれば今回の作業は不要。

このタブレットはコネクタボックス(USB/HDMI Adapter)やクレードル接続時にACアダプタも使用する場合、コネクタボックス(orクレードル)側にACアダプタを接続するとのこと。

給電ラインがコネクタボックス(orクレードル)を通っているという訳で、そこを改造すれば純正以外のアダプタでも給電可能となります。
コネクタボックス付属のケーブルをぶった切れば2つのコネクタが得られ、切り口にはおそらく一目でわかる電源用の太いケーブルが現れるでしょう。それにジャックを付けたり他のACアダプタのケーブルを直結する方法も考えられますが、それでは折角のUSBとHDMIが利用できなくなってしまいます(コネクタボックスは単なるケーブル展開端子では無い)。

上の図を現物で示すと下の写真になります。

以上です。
ジャンク弄りがお好きな方ならもうご理解頂けたと思います。
近日中にコネクタボックスのケースに5.5/2.1のDCジャンクなんかを設置する予定。
以下は実際の作業メモ。
コネクタボックスの殻割りに金属の工具は不要。

ケース(殻)内側のツメ位置。銀色の飾り板は外す必要無し。


一つだけ頭の大きなビス有。
このユニットが単に多芯ケーブルをコネクタへ展開するだけの物では無い事が判明。
基板上のデバイス、中央やや左の8ピンは Power MOSFET、右側の一番デカイのはHDMIにも関係しているようだが詳細は未調査。

ACアダプタが接続される方のピンアサインは非常にシンプル。
各部抵抗を測りましたが、電源(いわゆる+と-)しか接続されていない模様。
これなら純正ACアダプタ使用時にコネクタボックスの向きを間違えても破壊的なストレスは何処にも掛からず、USB/HDMIが沈黙するのみで充電は出来る訳です。
電源ラインの位置は写真の通りですが追試される場合はご自身でご確認ください。

私の場合は半田付けが容易に出来る点としてGND(-)はコネクタのケース足元付近、+側はMOSFETの足を使いました。

そのアップ。

念のため安定化電源から給電(メーター見てヤヴァそうな時は電源を切る)。
先日のブログにも書いた通りUSB電圧計はUSBコネクタ部分での電圧監視用。
電圧は規定通り19Vに設定してON、LED(橙色)点灯。空きっ腹へ注がれる電流は1A弱。

5分程度経過した時点でどこも熱くないし電流安定しているし、電源ボタン永押ししたら富士通のロゴ。
ハっ?、システム構築中?、それとも…。嫌な展開を予感しつつ充電続行。
充電後半(電流減少)時に再び電源を入れるも、やはり明暗を繰り返す富士通のロゴ。
(眺めていると5分程度で普通のロック画面が瞬間的に現れすぐ消える。)

イオシスで買ったARROWS Tabの方でネットを彷徨った結果、画面ロックじゃん。
それ故のジャンク、それ故にこのプライスだったのかも?。
正規ユーザーである証明ができれば富士通が有償で引き受けてくれるそう。
解除の為の信号をコネクタから送るとかドングルが存在するとか、嫌な妄想が膨らみます。
ここで画面ロックのまま中に入る方法を明らかにしてしまうのは倫理的に問題があるでしょうし、自分自身でもどのタイミングで入れたのかは判っていません。
下の写真のように左手で抱え、親指=電源、人差し指=音量(+)、中指=音量(-)、右手には伸ばしたクリップ。
左手3本の指の組み合わせを決めて右手に持った物でツンツン。

やや遅れたタイミング(ああ、コレもダメと諦めかけた時点)で普通の鍵画面。触れた瞬間にセーバーが復活する事も無くスライドして普通に入れました。
急いで設定へ。
予想通りスライドになっており、やっぱり強制的に入れたんだと実感しつつ、なしに変更。

設定から帰った際の記念写真ですが、日付は2000年1月1日。
時計用のバックアップ電源(おそらくスーパーキャパシタ)も切れ、リチウムは過放電対策でプロテクタが動作、このタブレットは完全に止まっていたようです。
現れた時刻は充電開始からの時間でしょう(寝もせずに9時間も遊ばれた)。

最初の満充電から5日。うち最近の2日ほどは時折『生きているかな?』と確認する程度の使用で現在の電池残量は85%程度。充電翌日空っぽという状態ではないのでまだ使えるという事でしょか。
純正ジャケットも売ってたけどARROWS Tab持ち帰り時の緩衝材として買ったhp製が何気にぴったり。

画面ロックが顔認証だったらミッション:インポッシブルの顔複製機が必要だとか、あっちゃんのタブがキンタローで開いたら本人落ち込むよなあとか、今は余裕で一連の作業を回想できますが富士通ロゴしか映らない時はちょっと焦ったかも。
次はこれもジャンクのARROWS tab F-01D。BTあるのでホストモードにはさほど拘らずとも、PCと接続できないほど傷んだUSBコネクタを弄ってしまった愚行記録。
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