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ARROWS tab LTE F-01D 分解と USB 修理

お正月にイオシスで買ったジャンク扱いの富士通 F-01D(¥5000-)
購入前、店頭でビニール袋越しにシャッター切って撮れた写真。

ARROWS_F-01D_001.jpg


ジャンク扱いの理由は充電を兼ねたmicroUSBコネクタの具合が悪く、プラグを押し付けていないと充電できない。
PCとの接続も同様(microUSBの+5Vに外部から電圧が掛からないと接続を認識できず、故に電源の接触不良は結構イタイ)。
※ホストモードの際はハブの電源で周辺を駆動できる。

コネクタ部分をぱっと見た感じ使用感アリアリ。正月休みだし交換してみるかなと思ってしまったのが事の始まり。
結果、安定したPC接続は取り戻したものの、その接続はコネクタでなく半田付けでUSBケーブルを接続するという仕様になってしまいました。
充電は専用端子の方が早いので何らかの接続手段が取れるならUSBより専用端子。

※充電時にUSBのD+/D-を繋ぐ必要は無い模様。もちろんIDは開放のままで(絶対にGNDに落さない)。充電初期のCC(Constant Current)は電源のメーター読みでジャスト0.5A。USB充電のリミットが守られています。




以下、今回の作業記録。



何処が最初(オリジナル)なのかが判断できないのでリンクは貼りませんが型番でググったところ分解方法を説明したサイトが沢山見つかりました。それに倣ってフロントの枠を剥す。

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両面テープを掃除し三ツ矢のドライバーでケース分離。
下の写真は今回の作業を終えた際のものです。防水パッキン撮り忘れ。

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購入時点から角が若干浮き気味で掴むとペコペコしていました。
角を摘んで持ち上げる癖など、筐体に歪んだ力が頻繁に加わる→埋め込みのナットが浮いてくる→ケースに隙間が出来る→持ち方によってはペコペコ感を感じる=この時点で防水なんか、もう…。
(ジャンクで買った物だからどーでもいい。)

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液晶とサブシャーシを分離。

なにはともあれ一番最初に電池を外す。
液晶・タッチスクリーン・音量SW・マイクのコネクタ(脆弱)を外す。

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写真では既に外していますがタッチスクリーンのコネクタはシールドカバーの下(基板右上、金黒の所)。

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microUSBコネクタの具合を拝見するために基板を180°捻る。

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交換前提で分解を始めたので現在のコネクタを外す(写真は撮り忘れ)。
端子部分、半田の上からグルーガンを当てたような樹脂のコーティング。
コネクタケースを壊してから半田を外す方が早いと思い壊す。で、基板も一部壊した。

ARROWS_F-01D_修理_020


■ 各コンタクトの半田の上にある樹脂を剥がすか削る。
■ 各コンタクトの半田を外す。
■ 半田付けされているケースを外す。
 (半田が5箇所あるのでこの時点でコネクタを壊すのはアリかも。)

器用な人がシンプルに作業を進めれば比較的簡単に交換できると思います。
自分の場合、甘く考え急いでしまったようです。

microUSBコネクタを壊す際にパターンまで剥がしてしまいました。
下の写真は補修を試みてからのものですが、USBのデーター2本が完全にパターン剥離。

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配線は基板の層内部らしく表裏には見えず。剥離した部分に髪の毛より僅かに太い程度のスルーホール。そこにテスター棒に抱かせた木綿針をあてて他の部品との導通を探る。

ARROWS_F-01D_修理_021


運良くデーターラインのEMIフィルタ(村田さんが得意そうな部品)かなあと思った部分に導通があるのでそこにUSBのデーター線を半田付け。もうEMI対策がどうのなんて言っている場合では無くPCとの接続が第一。

IDをGNDに落せばタブ側から5Vの供給が始まりUSBがホストモードとなるのでしょうが、そんなの確認している余裕なし。

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接続テストが出来る状態まで組み直す。
反対側に回した配線はバラけて半田が外れないようメッキ線で束線。

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正月早々余計なコトしたからサブシャーシの一部をカットする羽目に。
マイクのコネクタも分解時に壊していたので半田付け。
(下の写真下部中央付近、赤青の線)

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USBケーブルの太さで変な力が掛からぬよう、ゆるゆるのUSBケーブルを製作。

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ゆるゆるに空中配線。
これでPCと接続できなかったらmicroUSB部分は充電も含め諦め。来年の正月から本気出して頑張る。

基板・ケーブル類、かなり弄り回したので気付かない部分で傷めていないかと不安。

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ヨカッタ、まだ壊していないみたい。
もうちょっと頑張りなさいと、Androidからのお告げ。

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PCから見える事、データーの受け渡しができる事を確認。

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PCから送ったデーターも正常のようです。
(髪型違うけどトワイライトのアリス姉さん。予知能力のあるバンパイア)

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どうしてもUSBが必要な時は再び半田付けして使用する事にしました。
ホストモードの配線は引っ張っていないのでまだ未対応。

今回の配線は一本ずつテープで固定。

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充電は0.5A制限の影響を受けない専用の充電端子で。
充電用のコンタクトはクレードル作るか適当な物を押し付けるかで検討中。

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それよりバッテリーが持たない!。
ジャンクタブの宿命…。

アダプタの線を半田付けしてAC専用機にしたい気分。

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Author:Dellbee
デルビィです(少年時代にハマったアマチュア無線局のコールサインを捩りました)。
子供の頃から電子電気・機械物弄りが好きで、今も自分の時間が取れた時は何か弄っています。

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