2016/02/01
1月30日のジャンク3点
先週の土曜日に買ったジャンク3台、その後のメモ。日曜と月曜の夜はジャンクの点検だけ。
Arduino弄りたかったなぁ、でもガラクタ買ったの自分じゃん。
■ CL-ARM-M7
¥1490-の7インチタブレット。ググって素性出ました。
以下に一部をコピペ。
CPU:ARM926EJ,600Mhz CPU+600Mhz DSP
ROM: 4GB
RAM: 128MB
Operation system:Android 1.5
Networking: WiFi (IEEE802.11b/ g )
Screen size: 7 inch screen
Screen resolution: 800*480 pixels
Camera resolution: 640*480 pixels(format JPG)
Camcorder resolution: 352*288 pixels(format 3GP)
USB*2 ,HDMI ,Component Video out
分解して判明した事
・液晶のメーカーと品番=HannStar HSD070IDW1-A10(ネット上に仕様書有)
60pin TTL/3.3V(要LCD駆動電圧)、LEDバックライト10.5V/140mA(配線は黒が+)
・基板上にRTCのバックアップ電池用と思われるスペース

正面の塩ビシートの下にビス有り(4隅)。後は例の分解工具で。
中で音がしたのはバッテリーを固定していた両面テープが経年or衝撃で剥がれてバッテリーが暴れていたため。
それが原因か、SW基板からのフレキシブルケーブルがメイン基板のコネクタ部分で抜けている。これじゃあ電源SWが効きませんな。
他は雑な分解跡なし、情報保護のための破壊も行われていないのを確認。
液晶はコネクタが60ピンのタイプ。この手はロジック電圧以外にパネル駆動電圧が必要。
マイコンに接続するならフレキシブルケーブル上にDC-DCが載っている単一電源仕様の方が手軽ですが、この手も時々欲しくなることがあります。

以前aitendoで売っていた緑色のandroid基板(M/B for Android/IMAPX210-MB)にこの液晶が使えます。
基板だけ買って液晶買い損ねた方はこの辺のジャンクを手に入れればあの頃の夢が叶います。
当時ショップサイトにあった対応LCDの型番(AT070TN92)は完全なる誤記。

え~、ソレってホントなの~?と言われそうなので検証しときました。
液晶画面上に白いバーが出ているのは恐怖の液晶不良ではなくカーソルの位置を表示させている為です。

脱線ここまで。
基板だけ買って液晶買い損ねた方はこの辺のジャンクを手に入れればあの頃の夢が叶います。
当時ショップサイトにあった対応LCDの型番(AT070TN92)は完全なる誤記。

え~、ソレってホントなの~?と言われそうなので検証しときました。
液晶画面上に白いバーが出ているのは恐怖の液晶不良ではなくカーソルの位置を表示させている為です。

脱線ここまで。
¥1499-のCL-ARM-M7に戻ります。
現時点、バッテリー電圧はゼロ。面倒なのでリード線を途中で切って安定化電源から供給。
ニッパーの横はaitendoの新店舗 KIT Studioの宣伝(名刺くれた子が可愛かったので宣伝協力)。
安定化電源の電圧を3.8V程度に設定、外れていたフレキシブルケーブルを挿してから電源を入れるとロボットが出るもそこで停止。
電流の暴れが収まってしまうのでおそらくシステムが止まっている。
感覚的にはなんか不自然。ROMが壊れていると言うより他に原因がありそう。

外したバッテリーを見たらセル2枚の7.4V。もう、やーねぇ。

安定化電源を7.5Vにセットして無事に起動。

タッチスクリーンが抵抗膜なので今時のタブとは違う操作感。
液晶の方は古い割りに見辛い感じはせず。

60pinの液晶だけ使わせて頂きたいけど、動くのを見てしまうと切ない。
クラウドアトラスに出てくる可哀想なクローンを思い出し…。
※ACアダプタは9Vだそうです。
■ フルセグTV付9”DVDプレーヤー CPDP-T950
これは700円なのに凄かった。

最初からビス無しジャンク。
修理なのかニコイチを試みたのか、誰かが手を入れた形跡がありあり。
自分は液晶が取れればいいや、みたいな気分だけど一応電源を繋いでテスト。

先ほどのタブレットで犯した間抜けを繰り返さぬよう、バッテリーを確認。
これもリポ2枚/7.4V。プロテクト基板無しで電池電圧は両方共ゼロ。
黄色い線はセンタータップ。

ACアダプタは9V。細いプラグを探すのが面倒なのでリード線を半田付け。

起動画面正常、液晶に画素抜けなし。
SDカード内のJPEGは出るもののDVDはスピンドルモーターが回らず。
モーターのコネクタを外し、適当にDC掛けて数分間回す。
動くようになったけど弱々しさは相変わらず。ここは要交換でしょう。
画はすごく綺麗。液晶だけ抜くのはもったいないかも。
今までスルーしてごめんなさい。昔のポータブルDVDの画質とは次元が異なりました。

液晶は50ピン(バックライト電源用の線が別に出ているタイプ)。信号形態はおそらくTTL。解像度は800x480ドットだと思います。
フォトフレームなどでも多く使われているタイプのようですが、この次の世代では50ピンの中にバックライトの電源も含まれています。数年前の7型カーモニターやどっかの基板をゴニョゴニョして9インチのHDMIモニターを作るのであればもっと相応しいパネルがハードオフにゴロゴロしています。

■ フルセグTV付16”DVDプレーヤー ST-160FS
スタイルはポータブルプレーヤーですがここまでの画面サイズになるとDVD付テレビと呼ぶべきかもしれません。
この千円ジャンクは液晶に期待して購入。その液晶は残念ながらNGだったけど基板の能力に感動。
安物ジャンクへの執着は程々で止めるべきですが、修理したい…。

これもビス無しジャンク、地デジチューナーの基板に書かれたxも気にせず。欠品はない模様。
液晶のメーカーはCHIMEI、型番はN156B6-L0A(LVDS/3.3V/LED Backlight)。
15.6インチのノートに使われている物と同一で画素数は 1366x768(FWXGA)。
差し替え可能な互換品は山ほどあるので液晶を割った程度の修理は極めて簡単。
地デジ以前であればこの大きさでもテレビ用の低解像度パネルだったのでしょうが、今はPCと一緒なんですね。

DCジャックの所に電線を半田付け。電源電圧は筐体裏のシールに明記(12V)。

安定化電源から動かしたところ問題なく電源は入りましたが、残念ながら液晶にラインが走っています。
液晶自体が有り難かった頃はアルコールで洗浄してからドライヤーで暖めたりしましたが、再発するとイライラするのでこの手の故障はもう相手にしない。どうしてもの時は程度の良い中古パネルを探した方が吉。

SDカード内のJPEG画像が表示できるのを確認。
バラック状態でDVDの再生も確認。これが安物テレビでBD見るより綺麗?。
単に画素を束ねているというよりアップコンが効いているといった感じ。この機械も先の9インチ同様、初期のDVDプレーヤーの画質とは次元が違います。
PC再生で言えば近代の再生画質。Windows2000当時のような、ディスプレイの近くでは見るに耐えないような画質ではありません。

画面周囲を押しラインが変化する部分を探す。
ほとんど消える場所があるがラインが移動することもあり、おそらく重症。
(ガラスに接触しているフレキシブルケーブルが巾方向に伸び、尺取虫状態になってる可能性が大。)

この機械はパネルの電極側が下になるようなレイアウトなのでガラスクリーナ等を吹き付けるとすぐにダメになります。
(正規オーナーさんもこの辺は気を付けた方が良いと思います。)

ピックアップASSY(スピンドルモーター、ピックアップ関連、シークモーター)は9インチに使われている物と良く似ていました。
円盤プレーヤーはこの辺の部品寿命が最初に来ますが新品部品が簡単に手に入るとは言い難く、ジャンクマニアとしてはこの辺の部品を扱ってくれる店の出現を希望。
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