2016/03/30
2016年3月29日の秋葉原 /テクトロのオシロ修理準備
2016年3月29日火曜日の市谷(15時頃)。
この辺の桜もいよいよ。

時間が無く、秋葉の寄り道は秋月でコレ買って終わり。全部で¥530(税込)。

別に無くても困らないけどジャンクの点検用ということで。

こちらは仕事の合間にダラダラと弄っているテクトロのオシロ(既にビンテージ物?)。
点検・修理前に頭が膨らんでいる3本のケミコンを交換。

金属製の袴を履いているがケミコン自体はマルツでも売ってる普通の自立型。

この金具を生かす方法も考えましたが基板から抜くのはかなり大変。
同じプリントパターンでありながらリード形のケミコンを普通に挿している所もあるのでそれに倣うことにしました。

強力ニッパーで丁寧に壊す。
トレーに使っているのはDVDプレーヤーの筐体の一部。
捨てる事ができなかったけど使い易さは予想通り。

金具を除去する際にスルーホールを傷めた気がしたので仮付けでテスト。
本組の際はハトメなどを使う必要があるかも知れません。
電圧・リップル共に規定内であることを確認。

通電確認済画面映らずのジャンクということでしたが、今の機械と違い例えばトリガー次第では画面映らずが正常でもあるわけで(幸いにも本機はその通り)、実はこいつが変なのは入力をGNDに落しても『振幅が映る』。
周波数から見てCALの回り込みや電源のリップルが回路を揺らしている訳では無さそうです。
テクトロやHPの測定器は回路図やサービスマニュアルの入手が比較的容易である分、修理が叶わなかった場合はその原因を明確に説明できないと修理に挑んだ人のスキルというか、知識を含む技術的レベルが暴露してしまいます。
仕事の合間に楽しんでいるとはいえ、不良箇所が判明するまでは逃げられません。

24xxシリーズに使われている例の入力アンプほどは大きくないもののテクトロマークの半導体が入力段に見えます。垂直出力が壊れて異常発振している可能性もまだ否定はできず、高圧やブラウン管が正常でもこの辺が壊れていると修理は厄介だなあと思いつつ、まずは教科書通りの操作。正体不明の波形に対して見事にトリガーが掛かり、ディレイトリガーによってBスイープも走っています。
これは画面上の波形が異常発振等によって描かれているのではなく、正体不明の信号を正常に観測しているという事に他なりません。
下の写真、アナログオシロに精通しているOMであればこのオシロが【ほとんど】壊れていない事に気付かれることでしょう。

あっ、ATT。
不良箇所が判明したので仕事の合間ではなく自宅で真剣に作業する事にします。

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