2017/08/18
KSJ-112 KODEN 除湿機 修理不要だったジャンク
2017年夏、除湿機ジャンクのメモ、第三弾。KODEN KSJ-112 シンプルだけどいい機械。現在は玄関で活躍中。
例によってオク。ジャンクという事で誰とも競わずに落札。送料込みで1K円以下。
返品モノなのか?使用感まったく無し、新品同様の美品でした。

下の写真、左から満水ランプ、動作ランプ、湿度スイッチ(後述)を使った電源スイッチ
この機種、今時こんな操作としてしまったのが災いしたのかもしれません。
ツマミなんかがあるもんだから、コレを回せば風量が変化するとかそんな思い込みに走りがち。
去年の暮に買った「訳有り品」のファンヒーターもサーモスタットのツマミつき。
ファンの風量を変える為ではなくヒーターの動作点を調節するものですが、箱に張られた返品票には【ツマミを回しても風量変化せず】。
コレも 「風量変らないよ、動作不良でしょ、返品…」。そんな感じだったのかも。

アマゾンでも取扱があったようです。
形は同じで型番違いも。タンクの色こそ違うけど基本スペックは同じのよう。
(KSJ-230 KSJ-231)

■以下は内部点検時のメモ■(特に修理は行っていません)
この機械も簡素ですがMPUによる制御は行っているようです。
低温で霜が付いた際(シモツキという言葉はエロ語)の霜取り動作、電源を連続でON/OFFした際のインターバル確保(コンプレッサー保護)など。電子的な湿度センサーは持っておらず、湿度検知は昔ながらの機械式。

セラロック(青い発振子)の位置からMPUは中華家電に良く見るEM78系のような感じ(全くの素人予想)。

マーキングが無いのであくまでも予想ですが、この辺?

エバポレーター/コンデンサーは共に新品のような綺麗さ。

排水部分もカビ、埃の堆積なし。

中華製の機械ですが作りは悪くないように見えます(素人の感想)。
この辺の構成を一旦バラした後に組み変え、真空引きしてからガスを再チャージできるようになりたい(トイレや廊下用マイクロエアコンの自作)。

反対側。各パーツの配置に無理がありません。

ファンはシロッコではなくプロペラファン。

モーターはコンシーラーモーター(とは言わない)、くまとりモーター。
(くまとりコンシーラーについては女子が詳しい)

コンプレッサーはおそらく普通のロータリーだと思います。
壊れたからといって雨宮さんに相談してもダメ(13B載せ替え禁止)。

外部排水として普通のビニールホースを挿せるようになっています。
何気に有能な気配り。

機械式の湿度スイッチ。

電気的には2本の線(電源)をON/OFFするだけ。ツマミを回しても抵抗値の変化はありません(モーターの回転数を可変する物では無い)。

湿度によって伸縮するフィルム(赤矢印)のテンションでスイッチを開閉しています。
ボリュームのようなシャフトでもフィルムのテンションを可変し、その結果、湿度によるスイッチON/OFFのスレッショルド(閾値)を可変しています。
昔からあった機構だと記憶していますが(当然ながら昔は国産)、コレは台湾メーカーの製品でした。

ということで、この機械はツマミを回してスイッチを入れますが、その日の湿度によってONとなる位置が変化するはずです。さらにある程度深く回しておかないとすぐにOFFとなったりもして。
現在は玄関に置きツマミは回しきって常時ON、満水か人間タイマーでOFFとするような使い方をしています。
内部のパーツ配置に無理が無いので分解清掃もさほど難しくないと思います。
ビスは2種類。2本だけ他より短い物が使われていました。分解時の確認は怠らぬように。

KODEN KSJ-112 除湿機弄り おわり
テクトロの400番台が暴落中?、つい手が出ちゃいました。
BABYMETALファンの友人(日本語できる外人)にも言われましたが、米国やおそらく今の中国でもまだ値の付く物が日本のオークションではもう捨て値。

若い人にはBスイープなんてナニソレかも知れませんね。
下の写真はch1でCal見ています。一部が明るいけど輝度ムラじゃないです。
伊東に持ち込んだジャン測を湿気で壊さない為にも、もう少し空調ジャンク、弄ります。
次回は風量減少、冷風&除湿機能も低下したシャープのプラズマクラスター付コンビニクーラー編。
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