2022/03/22
JRC NJZ-2000 【② スペクトルモニタ】

■NJZ-2000 スペクトルモニター起動方法■
(最低限のマニュアルになるよう心がけて記述しましたが、ほどんどのファンクションで画面最下段にメッセージが現れます。それを参考に進む限り大きく迷うことは無いと思われます)
リアの電源SWをON、フロントパネル左下のLINEでシステムが起動(普通のLinuxPC)。
最初のメニューでインストールされているテスターモードを選択する。
・【Config】ではRTCやネットワーク設定が可能
・GSMモードに入るのでファンクションキー【GSM】

再構築のような挙動の後、指定したモードのホーム画面が表示される。
テストモードを選べというシステムからのメッセージが表示される(最下段)。
・【TX Analyzer】スペクトルモニタ、パワー測定
・【Signal Generator】SGの周波数/出力レベルは前回の記事に

GSMホームから【TX Analyzer】に入った画面。
まずは測定対象を携帯電話のバースト信号から普通のキャリアに変更する。
これを行わないとバースト待ちの状態が続き計測が始まらない。
・ダイヤルで黒丸カーソルを[Signal]まで移動させenter(=ダイヤルを押す)
・「Burst」が反転した状態でダイヤルを回し「CW」に変更してenter
[Radio System]=バンド(GSM850/GSM900/PCS1800/PCS1900)
[RF CH]=周波数設定(200KHzステップ)
[Averaging]=アベレージングを使うと表示までに時間がかかる
[Modulation]=AM変調可※/【Signal Generator】からも設定可能
※1KHz 83%(マニュアルに明記)

[Signal]が「CW」になっていることを確認。
・ファンクションキー【SpectrumMonitor】

トリガーがシングルモードの状態で測定スタンバイとなっている。
・【Trigger Sing/Cont】でコンティニュアス・ラン(連続スイープ開始/停止)
・【Trigger】でワンショット(1スイープ)

スイープ中は設定の変更やマーカー操作は行えない。
・【Trigger Sing/Cont】でスイープを停止(Single/スタンバイに移行)

ダイヤル(ノブ)をカーソル移動からマーカーサーチに変更。
・【Knob Cur/Mark】(Markにアンダーライン)

ダイヤルの操作により座標上をマーカー(赤いドット)が移動。
マーカー位置の値が左側のMarkerに表示される。
・②【More】ファンクションメニューの次項へ進む

フロンパネル上のUSBコネクタにUSBメモリーを挿入(ファイルシステムはFAT32で大丈夫)。
・ファンクションキー【PrintScreen】

スクリーンショットがUSBメモリーに書き込まれる(画像形式はpng)。
ディレクトリはルート、ファイルネームは連番xxでcopyxx.png。
サイズは画面通り640x480(下の画像はブログ用にやや縮小しています)。

・スクリーンショット終了後【More】で前画面に戻る
・さらに【Return】で TX Analyzerのトップ画面
スペクトルモニタでも読めるが以下は単独のパワーメーター機能。
(設定周波数に同調している感じ:スペクトルモニタよりは広い)
※この場合もスペクトルモニター同様、計測開始にはトリガー操作が必要となる。
※【Trigger Sing/Cont】でコンティニュアス・ラン(連続スイープ開始/停止)
※スタンバイ時に【Trigger】でワンショット(1スイープ)
a)カーソルが①の位置でenterすると数値とバースト信号用のグラフ表示へ進む
b)このままトリガ操作②をすれば左側の表に数値が入る(Peak TX Power)

前画面(上)で①をenterし【Trigger Sing/Cont】で計測を開始した状態。
計測値が表示される。グラフは無反応。
※計測値がHiLimt・LowLimtに収まらないと戻った際にFailが出るが、これは携帯電話のメンテに関してのfail。計測が無効になった訳ではない。

■実際の測定■
骨董品なれどまあまあ信用できるSG出力をそのままNJZ-2000に接続
・876.400MHz -20dBm

NJZ-2000測定結果: 876.401MHz -20.7dBm

シグナルジェネレター
・GSMホームからファンクションキー【Signal Generator】

・カーソルを[Modulation]に合わせenter

・項目の反転を確認してダイヤルを回し「AM」又は「OFF」に
周波数、出力レベルも同様に設定。

■876.4MHz -20dBm modulation OFF■

上の設定を「骨董品だけど昔からの憧れ機種なので手放せないスペアナ」で計測
(恐らくスペアナの方が誤差大)

■本体の大きさ■
ある特定の世代には物凄く判りやすい比較だと。

筐体だけ、あるいは筐体と液晶を使うとして、自作時にも手頃な大きさ。

次回は白いNJZ-2000 docomo-FOMAテスタにダイヤル取り付け
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