2011/06/02
VICTOREEN CD V-700 ハウジングとGM管 6993

昨日アノード波形を観測しました6993を使ったガイガーカウンター、VICTOREEN V-700 のプローブです。
直径24mm、長さ130mm、アウタースリーブ&インナーチューブの厚みはそれぞれ1.5mm。
材質はステンでしょうか。アウターとインナーの回転に板バネ式のクリック機構が入っていますが、内側で傷になった部分を見ても錆が出ていません。重さはそれなりにズッシリとしています。
ケーブルはシールド線でコネクタに配線されています。私が入手した時点で93Cm でした。
私としましては状態がどうであれ、現物を手に入れる事を第一に望んでいたので状態には拘らなかったのですが、前の持ち主の方はこの騒ぎの中、新品という事で入手されたそうです。
V-700(ガイカーカウンター本体)の回路図は海外の個人サイトで入手できましたが、この状態で入手しなければ判明できなかったことがあり(のちほど書きます)、お譲り下さった方に感謝しています。
SBM-20やJ408、J106などを使い、GM管外装式のガイガーカウンターを自作する場合にもそのハウジングが必要になりますので、名器の構造をもう少し覗いて見ましょう。

アウタースリーブとインナーチューブはくるくる回転できます。
スリットからGM管が覗く箇所で板バネによる軽いクリックストップが掛かります。
またインナーチューブの内部先端にはGM管をソケット側に押し付けるスプリングが入っています。

GM管【VICTOREEN 6993】は金属壁の管ですのでスリットから覗かせてもβ線は高エネルギー対応ですね。
またプローブ先端を突っ込む姿勢での計測をイメージしてしまいますが、感度方向はプローブ腹側でしょう。

端子は片側3P仕様です。
ソケットに小さくピン番号が振ってあります。(写真では右上1、左2、右下3)。
1番がアノード=シールド線のホット側・2番空き・3番がカソード=シールドのコールド側でした。
またハウジングとシールド線のコールドは接続されています。

今日までガイガーカウンターのホームビルダーにはポピュラーとなっている管との比較です。
6993の直径は15.9mm、ピンを除いた長さが84.3mm(うち金属部分が75mm程度)、先端とピンのベースは樹脂です。
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