2011/06/14
GM管の測定上限
週末は姪に送るオシロスコープの修理に明け暮れておりました。不動ジャンクながら天下のテクトロ物です。
姪の喜ぶ顔を思い浮かべつつ、私自身も楽しくてつい夢中になってしまいましたが、その修理が終り、宅急便で送るからと電話したところ、姪曰く「ブランド的にテクトロよりケンウッドの方がイケてる気がする、」とか、、、。
とほほ、、、。
GM管のパルスドライブ(あくまでも私案です)の図を清書するつもりが、ぜんぜん別の図を書いてしまいました。
とりあえずこちらを先にアップしておきます。
アノード抵抗や実装方法による影響でデッドタイムが変化することは先日のブログにアップしましたが、それが具体的に影響する事象を図にしたところ、恐ろしい逆転現象が浮かび上がりました。

(2011/06/18)
スケッチだけアップして数日経過してしまいました。
図の通り、GM管のデッドタイムがロストカウント数に影響しているのは明白ですが、管の反応上限よりも低い所でデッドタイムによる非検知が増加し、レベルとカウント数の関係がリニア(あくまで近似的な)でなくなる点が存在すると思われます。(同じGM管を使っても回路定数により異なります。)
(放射物質からの放射線はランダムに飛んできますので低レベルでもロストカウントは発生しているはずですが。)
これはGM管の動作ですので仕方の無いことですが、ガイガーカウンターを製作するに当たって、せめてデッドタイムが変化しないように気を配る必要はあると思います。
下は具体例としてSBM-20の動作波形を撮影してみました。
プローブの影響を最小限にするため、アノード抵抗両端の電圧を観測したものです。
(左右の測定条件は同一ですので比較はできますが、この状態でもプローブの容量が影響しますので管面から読めるデッドタイム(数値)は参考値程度です。)
赤線で示したスタート電圧はネットに公表されているスペックの中点としました。実際はもう少し低いかもしれません。

(2011/06/20)
先週末以来、仕事の合間に書いているもので焦点の定まっていないような文章になっています。
SBM-20用の電源を作り、そのエージングがもうすぐ30日となりますので、パルス駆動の仮説の後、製作レポートをアップします(エージング中の電源はパルス駆動ではありませんが)。
下の写真は仕事の合間に思いつきで実験したJ-408のアノード抵抗波形です。
左側は偶然にも3回検出した多重露光となりましたが、検出都度による波形の大きな変化はないようです。
プローブの容量で立ち上がりがマイルドになっていると思われますが、SBM-20の時と同じプローブ、抵抗値です。
※いつも変な所にカーソルが出ていますが単なる私の癖ですので気になさらないでください。

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