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PENTAX istDS ストロボ破損機の修理

今週は今月の玩具となったネットワークアナライザを弄る時間が取れませんでした。

昨夏より毎週火曜日はアルツハイマー父の精神科受診同伴日です。
父の病状はおそらく中期の後半に差し掛かっているようです。しかし2年前の混乱した状態に比べると遥かに落ち着いており、一昨年の夏より主治医として就いて下さった専門医には本当に感謝しています。

別の内科への緊急入院時、混乱状態であったものの、そこではもう看護士から強烈な嫌味の連続で、、、。
そして精神科に転院。精神科専門の病院ですから全500床程度のほとんどが閉鎖病棟ですが、ここはスタッフ皆さんが明るくて真剣で、前向き。
院内に慈愛が漂うのを感じ、私自身にも、健康である事の大切さや有難さを気付かせてくれました。
(今現在介護に直面し、精神科以外に通院させてご苦労されている方々にはぜひ紹介したい病院です。)

19日、そんな病院のベンチで桜を眺めていると・・・写真?、カメラ?、、あっ、そうだ!。
そういえば2年前、突然上京してきた父が深夜から異常行動を始め、私のカメラを壊した!
弄っていたカメラを取り上げようとしたところ「キィー」と(言葉が悪いですが)猿の様な拒絶反応。
その形相を見た瞬間こそが私の「父親の認知症」を悟った瞬間だったかもしれません。

バラバラに壊したかったのでしょうか?。しかし結構頑丈で、壊されたのはポップアップストロボ部分。

あの日以降、安いコンデジを買ったので忘れていましたが、確かモードダイヤルのストロボ禁止以外ではストロボON状態から抜けられず暗い画になってしまったような、、、。
捨ててはいないので何処かにあるはずと押入れを探し、出てきました。ペンタックスのistDS。

pentax_istds_01.jpg

備忘録用の写真も安物のコンデジですと寄り切れなかったりして少し苛立ちます。
やっぱりデジイチを買おうかと考え始めていた所ですが、発作的に分解したくなってきました。


カメヒコかめらさんのブログを拝見。詳しい方(まさに専門医)こその的確な説明に敬服。その通りに分解。

pentax_istds_02.jpg


内蔵ストロボに繋がる4本のリード線が見事にちぎれています。
もげたストロボ部分は父がゴミ箱に入れていたような、、。当時は私もパニックだったので壊れたカメラを気にしている余裕はありませんでした(しかし腹は立った。オタク系ゆえ、物を壊されると非常に腹が立つ)。

pentax_istds_05.jpg


壊される前から内蔵ストロボはあまり使わなかったのでストロボに未練はありません。
しかし現状ではどのモードでもストロボ無いのにストロボ使用状態。
ならばポップアップを検出している部分があるはずで、それを切ってしまえば、、、。
ポップアップ部分の軸がカムになってスイッチをON/OFFしている部分がありました。

pentax_istds_03.jpg


試しに紙を挟んでからカバーを閉じて撮影してみると、AUTO PICTモードであの日以来の復活。

pentax_istds_04.jpg


そのポップアップ検出をどこで切ろうか悩みましたが将来ジャンクから移植する事も考えてスイッチ部分は残し、リード線の基板側を切っておく事にしました。

pentax_istds_07.jpg


ストロボへの配線は除去。イラックス(耐熱高級リード線の商品名=ユニバーサルボード等での配線に使うと腕が上がったように綺麗に作る事ができます)のような決して安物ではないリード線ですがなんか普通。
トリガートランスの出力やコンデンサへのチャージなど高圧系はポップアップ側に納められていたのでしょうか?。

pentax_istds_06.jpg


分解せずともポップアップの検出を切れないかと外観から探し、最初に見つけたボタンのようなものはフック機構のメカでした(黄色の円)。
シューの中には装着検出のスイッチがありました(青い円)。
ポップアップ検出は赤円のシャフト。分解・配線カットしなくてもコレを捻って止めれば良いわけですが、何かの拍子に元に戻った時が億劫。

pentax_istds_08.jpg

外観は河童みたいになってしまいましたが、あの日「父親が尋常ではない」と教えてくれたのがこのカメラですから、それを忘れない為にも手許において使って行く事にします。



今週はこれだけで他の機械弄りはできまんでした。
オークションも参加できず。
しかし中華通販(タオバオを日本語発注)というものにチャレンジしてしまい、その到着待ちです。
XP-5000DXを工作用PCとして活用すべく、変な物です。

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プロフィール

Dellbee

Author:Dellbee
デルビィです(少年時代にハマったアマチュア無線局のコールサインを捩りました)。
子供の頃から電子電気・機械物弄りが好きで、今も自分の時間が取れた時は何か弄っています。

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