2014/03/03
Raspberry Pi ③ xbox DVD remote IR receiver
Xbox DVD Movie Playback kit=リモコンとIR(赤外線)レシーバーです。ホームシアター&スマートテレビ化アプリ?、Raspbmcに使う為に手に入れました。

既に情報は揚っていますが、レシーバーの接続(出力)はUSBであり、コネクタを付け替えるだけでPCあるいはRaspberry Piに接続できるそうです(ドライバーも有)。
なんだそうなの?と実際にやってみたらRaspbmcではソフト側の設定は一切不要、USBに繋いだだけでLIRCを検出し、すぐに使えるようになりました。
レスポンスも良く、コレがあればキーボードやマウスを繋ぐ必要を感じさせません。
・・・・・再生専用HDビデオデッキが1台できた感じ。
静止画は適当なファイルを【SELECT】で指定後、【PLAY】→【SKIP+】2回押しでフルスクリーン&パンズームの動きのあるスライドショーが始まります。
※そのフォルダに動画が入っているとスライドショーが動画に辿り着いた瞬間、動画が再生されますのでご注意。
しかし、、、私の場合は運良く格安で手に入れることができましたが、この手の品はジャンク扱いになると必ずしも送受ぺアで入手できるとは限りませんし、かと言ってちょっと悩むような金額(一応、絶版品ですので)の場合は?。
Raspbmcではなく、適当なPCでXBMCを組むのであればUSBレシーバーがあるに越した事はありませんが、ことRaspbmcでは別の方法があります(この件は次回にメモを残します)。
次回に検証結果を記しますが、もしも手元に適当なリモコン(DVDリモコンのような上下+センター付がベスト)があれば以下の作業は不要です(その方が省エネ&省スペース&省マネー)。
・・・わが国には秋月があり、H/Oなどでは上質なジャンクが簡単に手に入る事に感謝。
レシーバーを殻割り。最初は品良く爪を外して分解しようと思いました。しかし玩具ですのでそれなりにしっかりくっついています。角にニッパーを当てて破断。

コネクタのハンダを外せば基板が取れそうですが、別にXbox持って無いし、無理して基板壊すなら筐体の方をやっつけろ!でまたニッパーでバキバキ。

コネクタのカバー(フレーム)もむしり取ってからスッポン(ハンダ吸い取り器)でコネクタ分離。
カッコつけてますがこんな事は上品に振舞う必要もなく、基板側を壊しさえしなければニッパーやルーターでコネクタ部分を切ってしまっても良いと思います(実使用時にマウントの邪魔にならなければ残しておいても良いし、、、。)
写真でIRセンサーが起きかけてるのはパターンを追った為で、殻割直後はホットボンドで固定されていました。
この基板、どうみてもリモコンのIR受信~キーコードのデコードだけではなさそうです。512K x 8のマスクROMとかも載ってるし、XboxのDVD再生機能追加の何かでしょう。

あとは以下サイトを参考に普通のUSBケーブルをハンダ付け。
(リンク→)HOW-TO:Wire your XBOX DVD-Remote for USB
リンク先の写真とは基板のリビジョンが異なるようですが、配列は同じ。
適当なUSBケーブルを切ってハンダ付けしようと思ったら、基板のパターンが気になったのでちょっと考察。

多くのサイトで言われているUSB 0V:GND(リンク先の写真では5番)ですが、パターンを追いかけると裏側のICにだけ繋がっています。他のデバイス、IRレシーバー、電源のパスコンなどのGNDはコネクタのケース部分、パターンではベタとなっている部分に繋がります。ここが本当のGNDでしょう。
USBの0Vとなっている所は裏側のICの内部を通して装置本来のGNDに繋がっているはず。ロジック回路上の安定動作とか保護とかで時折見かけますが(勘の良いOMならJP1を見ただけでピンと来るはず)、ここはUSBコネクタのボディー(フレーム)も使ってGNDの接続を確立しておくべきでしょう。
あるいはJP1にハンダを盛ってUSB 0V=GNDとしてしまえば4線だけの接続でも可。
Raspberry Piではフレーム=USB 0V(GND)となっています(電気的に接続されている=0Ω)。
(こうるさいオヤジがガタガタ申しておりますが、実際のところ人命に関わる貴重なデーターや制御をUSB2.0で高速通信するわけでもなく、単にリモコンから来たデーターをデコードして数十バイト送るだけですから現実には4線だけの接続で問題ないです。)
適当なUSBケーブルを用意。コネクタのフレーム&シールド用のホイルに繋がっているバラ線も使います。
(根元に適当なリード線をハンダ付け=FG。)

大抵のUSBケーブルは赤=5V、白=D-、緑=D+、黒=0V(Signal Ground)となっているようですが、この辺は想像できる生産国の特性からも変態仕様が含まれている可能性が否定できませんのでテスターでチェックした方が良いと思います。

基板にハンダ付けして終り。

ハブ経由で電源電圧が4.2V程度まで落ちても動作していますが、それ以下になると切断・接続を頻繁に繰り返し、その都度画面右下にinfo-windowが現れます(うざい)。
mini-ITXなど、もうちょっと力のあるCPU&周辺を使い、XBMCでホームシアター/スマートテレビを自作する際には必需品になるかもしれません。今回は不採用になりましたが保存はしておく事にします。
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